この商品について
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COVID-19(今井裕之)
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- 人類の歴史の中で私たちの祖先は様々なものと戦ってきました。宇宙、天候、大地、生き物、ウイルスなど様々な得体の知れない恐怖の対象は、時として彫刻にしたり神とあがめたり又祈りを捧げたりして対峙してきました。2020年私たちの生活を一変させ、多くの生命を奪い、感染の拡大を続けている新型コロナウイルス《COVID-19》もまさに人類がこれまで戦ってきたものに違いありません。ScienceとArtをの意味が問われている気がします。そんな恐怖の対象を、私なりにかたちにし、心に響く存在とすることで、不安を取り除き心を守ってくれるアイテムとなることを願って作りました。ルチルはRNAをイメージし、ブラジル産ルチルクォーツを使いました。スパイクタンパク質は水晶とシルバーで、膜タンパク質はキュービックジルコニアで表現しています。
・素材=ブラジル産ルチルクォーツ、水晶、キュービックジルコニア、Silver
・サイズ(W×D×H)=5.4×5.4×5.4㎝
・桐箱あり -
- ◆作家略歴
1964年 京都市出身
1991年 東京藝術大学大学院美術研究科鍛金専攻修了
山梨県立宝石美術専門学校勤務(1993年~2004年)
2005年 京都に金石造形スタジオ設立
京都/東京で個展を中心に発表している
京都工芸美術作家協会理事
鉱物を彫刻する砡彫刻と金属を鍛造して造形する鍛金とが共存する造形、金石造形という新たな工芸分野の開拓者として文化の中心京都で創作活動をしている。幼少の頃より地球からの贈りもの、鉱物の神秘に魅せられ、どのように産まれたのか、地球との対話を通して研究を重ね、それが造形へと導かれた。金属も同じく地球の造形物で有り、根源は同じであるという考え、それが金石造形である。造形される形はユーモラスで、モチーフとされる生物は親しみを感じる。コンセプトのひとつに“祈り”があり癒やしをもたらすものづくりには、心に響けとの想いが込められている。 -