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歴史と由緒ある京都「高台寺」の枝垂桜と銀杏の材木、真竹の素材で京指物(キョウサシモノ)伝統工芸技術を担って後世へ
- 北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るために建てられた高台寺の境内にある樹齢100年前後の枝垂桜と銀杏の材木を使っています。高台寺の材という一般にはお目にかかれない希少価値のある原材料が、複雑な技術のいる京指物により貴重な作品となって甦りました。
木と木を組んだり合わせたりする京指物、花筏や菊桐の高台寺蒔絵を漆専用の筆で描いた漆工芸、二つの伝統工芸を合わせた、同じ木目は一つとして無いオリジナルの一品ものです。
和風はもちろん洋風の室内に飾り置きをしても調和するように仕上げています。
焼印の字体は、建仁寺管長 小堀泰巌老大師 直筆でご揮毫(きごう)頂いたものを使っています。 -
- 作品は様々な工程を経てカンナで削り細かいペーパーで磨き、できる限り木地本来の美しさを損なわないようにしながら、一線ずつ手描きする漆絵蒔絵で極め完成度を高めています。実際お使いになるとよくご理解頂けると思います。
全国の伝統工芸の置かれている状況は非常に厳しく、京都においても高齢化の中、指物師は十数人となっています。指物師(サシモノシ)と読めない世代がどんどん増えてきています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で伝統工芸が益々存続の危機にさらされています。国内外のイベントの中止や観光客の激減が直撃しました。アフターコロナの世界で伝統工芸が生き残るにはインターネットを活用する事です。京指物技術の魅力を知ってもらうためにインターネットでの情報発信を積極的にチャレンジしていきます。
高台寺様のご厚意の元、歴史ある仏閣の境内の材木と真竹を、京指物技術を生かして、貴重な作品を生み出す事が出来ました。伝統工芸世界に対してより一層の深い理解、技術継続、対するご支援をお願い致します。 -
指物師 川本光春(KOUSHUN)からのメッセージ
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- 京都高台寺は禅宗寺院の本山である建仁寺派の特例寺です。秀吉ゆかりの寺院として有名ですがその境内にあった枝垂桜(推定80年)と銀杏の木(推定150年)と真竹を素材に生活工芸として、和・洋を問わず生活空間に調和し木地をそこなわずして美しく可憐に仕上げ手描きの漆絵蒔絵で装飾し、禅宗寺院の理解と工芸士技術の元、作品を仕上げました。
歴史と由緒ある京都高台寺の枝垂桜、銀杏材、竹材にふれ、京指物木工技術に是非堪能してください。 -
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京指物
- 京指物の始まりは、平安時代の貴族文化からと言われています。室町時代に茶道文化の確立と共に発展しました。桑、黒柿、神代杉等の銘木を、金物の釘や接合道具を使わずに木と木を組み合わせる組み手と呼ぶ技法を使って、家具(調度指物)や茶道具(茶道指物)などの伝統工芸品を作ります。
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高台寺
- 高台寺は、豊臣秀吉の妻であった「北政所(ねね)」が、豊臣秀吉の死後に菩提を弔うために建てた寺院です。
境内には、四季折々の美しさが楽しめる庭園や開山堂などの多くの重要文化財、豪華な蒔絵で飾られた霊廟、当時の趣を残した茶室、竹林の道など見どころが盛りだくさんあります。
高台寺といえば桜や紅葉シーズン、夜のライトアップに訪れる方も多いと思いますが、1年中、その魅力を楽しむことができます。 -
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販売作品について
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- 高台寺の境内にある樹齢100年前後の枝垂桜と銀杏の材木という一般には手に入らない材木を使っています。高台寺蒔絵で有名な花筏や菊桐の漆絵蒔絵をあしらった御朱印帳。春夏秋冬の歳時記の漆絵蒔絵と幸運の数である八角形の化粧鏡。幸せを盛るとの縁起があるティッシュボックスT-BOX 幸盛(蝙蝠)口など、木地を生かしシンプルでありながら高級感のある生活工芸として、和・洋を問わず、生活空間に調和する作品に仕上げています。
ご購入頂いた商品は川本光春(KOUSHUN)より発送いたします。 -
川本光春(KOUSHUN)
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- 1938年に祖父である川本光春(初代光春)が茶道指物師として創業し、初代光春に師事し2006年に三代川本光春を襲名、現在に至ります。 京都の大原に工房を構え、京都御所東側にて川本光春(KOUSYUN)作品ギャラリーを営んでおります。
茶家のお家元様や寺院、神社など、文化人、宗教家のご指導を受けながらさまざまな方とのつながりを大切にしています。
特に大本山建仁寺小堀泰巌管長猊下(高台寺住職)においては日常からのご指導を受けています。 -
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