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【最新情報2019年3月10日】目標金額を達成しました!!
- 東日本大震災から8年目を迎える3.11の前日、みなさまのあたたかいご支援により、目標金額を達成することができました。
達成後も引き続きご支援をいただき、会員一同より感謝申し上げます。
残りあと1週間、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。 -
【予告2019年3月9日】風待ち地区の生放送があります(東北放送)
- 国登録有形文化財の武山米店の2階和室からの生放送があります。
当建物のほか、内湾地区からの多元中継となりますので、宮城県にお住まいの方はぜひお見逃しなく!
<番組名>TBC東北放送 「サタデーウォッチン!」
http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/watchin/saturday.html…
<放送日>3月9日(土)9:25〜10:55
<武山米店の中継予定>10:30前後の5〜10分
<放送内容>風待ち復興検討会の活動について(菅原千栄会長のインタビュー) -
【最新情報2019年3月5日】100万円突破・完売のお米を追加しました!!
- 残り2週間を切り、ようやく100万円を突破しました。そして完売した「風待ちお米屋さんの地元産「ひとめぼれ」お米二合パック」チケットを新たに追加しました。
残り約10日とちょっと。ぜひ、さらなるみなさまのご協力、お知り合いへの呼びかけをよろしくお願い致します! -
【最新情報2019年3月2日】プロジェクト未来遺産2018 登録証伝達式開催!!
- 国登録有形文化財の角星店舗にて発表された「登録理由」からは、震災前から長く続けてきた活動が高い評価を受けたことがよくわかり、残り2棟の男山本店と千田家住宅の再建に向け、励みになる伝達式となりました。立派な登録証は、角星店舗二階に飾られております。
詳しくはこちら。
https://kazamachi.jp/news/600.html -
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【予告2019年3月2日】ユネスコ未来遺産登録証伝達式開催します!!
- 当会が取り組む「気仙沼港と風待ちの風景~歴史的建造物の復興プロジェクト~」が公益社団法人日本ユネスコ協会連盟より「プロジェクト未来遺産2018」に登録されたことを受け、登録証伝達式を現地、国登録有形文化財の角星店舗にて開催することとなりました。ぜひお近くの方はお越しください。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://kazamachi.jp/news/568.html -
【最新情報2019年2月17日】BoxTownワークショップin唐桑を開催しました
- チケット商品にもなっている、小さな箱に風景を作り出すBoxTownワークショップが、今回は唐桑半島の風景をテーマに開催しました。13名の方々が参加してくださり、お一人で2つ作成される方もいらっしゃる人気でした。
ワークショップの様子はこちらからご覧ください。
http://kazamachi.jp/news/583.html -
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【最新情報2019年2月6日】美味しい海藻とお魚 -スペシャル- を追加!
- 好評のため完売致しましたので、新たにチケットを追加致しました!
ぜひ風待ちの魚問屋さんの目利きが選んだ海藻とお魚をご賞味ください。
※賞味期限3月末 -
【最新情報2019年1月30日】目標金額50%を超えました!
- ついに本日52%となり、目標額の半分を超えました!
みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。
残り47日、目標額達成のため、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。 【最新情報2019年1月18日】風待ちお米屋さんお泊まり体験 チケット完売!
- みなさまのあたたかいご支援に感謝致します。
風待ち地区を見学できるチケットは「男山酒造大正期の歴史ある酒蔵案内+和館で試飲と新銘柄酒のおもてなし」となりました。
ほかにも、魚問屋さんのお魚セットや、お子様と一緒に楽しめるボックスタウンなど、まだまだ魅力的なチケットがございますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い致します。 【新着情報 2018年12月】「プロジェクト未来遺産2018」に登録決定!
- 当会の取り組みが「気仙沼港と風待ちの風景 〜歴史的建造物の復興プロジェクト〜」として登録されました!
年度内には、現地にて登録証伝達式を行い、地元の方々にも広くお披露目する予定です。
伝達式の様子は、当会HPにアップ予定ですので、ぜひご覧ください。 風待ちを象徴するシンボル建物「男山本店店舗」「千田家住宅」を復旧・再建したい
- 東日本大震災により被災した歴史的建造物2棟を再建します。
私たちはすでに4棟の再建に成功していますが、技術的にも、資金的にも難しい2棟が残されました。男山本店店舗は国登録有形文化財になった建物ですが、3階建てが津波で流されてきた漁船の衝突により、1、2階が達磨落としのように倒壊し、3階しか残りませんでした。千田家住宅は2階まで津波で浸水し内部は壊滅状態となりましたが被災後、私たちの活動に共鳴し、国登録有形文化財の登録をうけました。
かつて津波でここまで破壊された歴史的建造物を復旧した事例は恐らく国内でも初めての試みです。多くの課題がありますが、いずれもまちのシンボルだった建物で、ぜひ成し遂げたいのです。
今後の復興関連事業との調整などにより変更になる場合はありますが、男山本店店舗・千田家住宅は2019年の春着工、2020年3月完成を目指しています。進捗状況は随時ホームページでアップし、またご支援いただいた方には、工事の進捗をお便りなどでお知らせできるようにと考えております。
チケット売り上げの約65%が、復興資金に充てられます。
- ↑被災後の男山本店店舗
- ↑被災後の千田家住宅
復興してもふるさとと思える風景を伝えたい
- 我が国には多くの災害があり、その都度復興が行われていますが、地域を象徴する歴史的建造物の滅失や、見慣れた風景の大きな変貌により、自分のふるさととは思えず、まちを出て行く人も多くあったと聞きます。
気仙沼の風待ちでは同じ失敗を繰り返したくありません。もちろん気仙沼風待ちの風景は大きく変わると想定されますが、変わらぬ山や海とともに、まちの歴史を象徴するモダン建築を復旧し、皆に馴染まれた生業も取り戻したいです。 - ↑被災前の風待ち地区
男山本店店舗と千田家住宅のすごいところ
- 復旧する2棟は、まさに風待ちの昭和初期の繁栄を物語る建物です。デザインや工法が特徴的で今日同じ建物を作ることは困難です。
男山本店店舗は一見鉄筋コンクリート造に見えますが、実は木造建築なのです。外壁や装飾的なパラペットに用いられている「洗出(あらいだし)モルタル仕上」は熟練した左官屋さんによる手仕事です。かつては沖合から帰る漁船にひとつ背の高い男山本店が際立って見えたでしょう。
千田家住宅は建設当時流行った「船」をモチーフにしています。写真を見てください。丸い舷窓(げんそう)(ガラス窓だったそうです)、艦橋(かんきょう)のような3階、マストのような装飾も、いかにも港町気仙沼を象徴する外観です。 スペクタクルな修復と地元に開かれた活用
- 男山本店店舗の3階部分は丁寧に「おおばらし」して補修を行い、これを組み立てる予定です。手はかかりますが、津波の襲撃を耐えた壁を後世に伝えたいからです。
1、2階は古写真やわずかな残存部材から科学的に復原し、同じ外観で復原します。工事の最後、復原された1、2階に、修復された3階をクレーンでつり上げ載せて留めつける、というスペクタルな風景を見ていただけるでしょう。男山本店店舗は角星店舗と並ぶ気仙沼の二大銘酒。再建後は日本酒を活かした飲食店の活用も考えられているようです。
千田家住宅は、魚町と南町という二つの繁華街の交差点にあり、多くの人通りが見込めます。千田さんは元々テナント業を営んでいました。千田さんの快い決断で、ここは比較的低家賃で起業したい人と一緒にリノベーションして、オフィス・店舗、まちのサロンやアーティストの創作活動やギャラリーとして開放的な使い方を考えています。気仙沼にいらっしゃる皆様にとっても魅力ある空間になるはずです。 気仙沼風待ち復興検討会のメンバーでもある歴史的建造物の所有者様から地元の生業による産物をご提供
- 歴史的建造物の再建には莫大な費用がかかるため、私たちは3回にわけて資金集めをしたいと考えています。今回は、気仙沼風待ち復興検討会のメンバーでもあり、国登録有形文化財の所有者でもあるみなさまに知恵を出してもらい、提供できる品々を揃えました。
風待ち復興検討会は募金活動のために様々なグッズを作成しております。会に賛同してくださるアーティストの服部宏行さんは美しい気仙沼の立体絵画を提供してくださいます。気仙沼市在住の若手木工職人さんはこの立体絵画の額縁を地元産木材や貴重な銘木で作ってくれました。
小野健商店土蔵の持ち主である水産会社社長の小野寺健藏さんからは、目利きが選んだ海藻やお魚を提供していただきます。
武山米店は気仙沼市と南三陸町で栽培された「南三陸米ひとめぼれ」。
ANAの国際線ファーストクラスでも提供されたことのある名酒「蒼天伝」を造られている男山本店は、創業大正元年の酒蔵で、酒造り工程を見学の後、試飲や銘酒のお土産を予定しています。
皆手探りですが、支援してくださる皆様の存在がわかれば、どんどん努力してリターンをグレードアップしていきたいと考えています。 手探りで歩んできた気仙沼風待ち復興検討会
- この活動を進める気仙沼風待ち復興検討会は、専門家の集団でもなく、国登録有形文化財建物の所有者の方々と、同じ想いを抱いた市民や外部応援団が集まって、わからない手続きや作業に頭をひねりつつ、ここまで活動してきました。
会長の菅原千栄さんは、かつての「風待ち研究会」の事務局長をされていた方で、風待ちの建物が好きで一生懸命活動してこられました。研究会の熱意で多くの所有者さんが国登録文化財への申請を決断されたと聞きます。
所有者の皆さんは、被災後、「ここまで壊れたものは撤去した方がよいのでは」「もう商売は辞めよう」と考えた方もあったようです。でも、修理の計画ができ、一緒に夢を広げるうちに、やはり昔ながらの店で、また同じ商売をやりたいというお気持ちが大きくなり、前向きになっています。昔あったお店が復活することで地元の皆様も大変喜んでくださっています。オリジナルのイベントを始める店も出てきました。
気仙沼風待ちは変化しつつあります。この流れにぜひあなたのお力をお貸しください。 気仙沼風待ち復興検討会のこれまでの活動
- メンバーは、風待ち研究会時代から活動されている菅原千栄会長、国登録有形文化財建物の所有者でもあり、明治41年創業の陶器店店主の本田勝久副会長をはじめ、文化財所有者でもある、大正5年創業の魚問屋の小野寺健藏さん、大正元年創業の酒造屋の菅原昭彦さん、明治中期創業の武山文英さん、そのほか東京在住の文化財建物の専門家など、約15名で活動しています。
これまでSOC(東日本大震災被災文化財復旧支援事業 Save Our Culture 心を救う、文化で救う)やワールド・モニュメント財団などから支援を受け、文化財の修復・再建費用に充てています。不足分は、風待ち地区のまちあるきや、オリジナルグッズを作り、募金を集めてきました。 創業100年を超える酒造屋 男山本店
- 男山本店の創業は1912年。2012年に創業100年を迎えました。創業から現在まで「伏見男山」という銘柄で気仙沼を中心に販売を続けておりますが、十数年前からは気仙沼らしいお酒を造って販売しようということで「蒼天伝」という銘柄を開発し、現在は販売しております。
気仙沼の恵まれた自然環境と人情豊かな風土のもとで、南部杜氏に受け継がれた伝統ある技を活かした繊細な味わいと、四季折々に食卓に上がる新鮮な海の幸に合う、軽快で上品な淡麗さを持つ酒質を特長としております。
また、気仙沼市廿一(にじゅういち)地区で契約栽培された酒造好適米「蔵の華」を使用した特別純米酒や純米大吟醸など、地元の風土を大切にし、米の持ち味を活かした酒造りを行っております。 男山本店店舗・千田家住宅の所有者さんからのコメント
- 2011年の震災では、少し高台にあった築100年の酒蔵は門の手前数メートルのところで被害を免れ、震災翌日の3月12日から温度管理などの仕事を再開致しました。以来、全国の皆さんの応援、そして何よりも地元の皆さんの「残された生産物を絶やすな」「復興の先駆けになって欲しい」という後押しを受けながら現在まで操業を続けております。
ぜひみなさまのご支援をよろしくお願い致します。
男山本店店舗 菅原昭彦 - 先祖が大事にしてきた家、そして港町を支え、見守ってきた建物です。東日本大震災の津波が押し寄せ、3階の部屋で家族が助かりました。家族を助けてくれた家です。一時は解体を決めましたが、まちのためになるのであればと考え、保存を決めました。懐かしい建物を見て、みなさんにも元気になって欲しいと思っています。
千田家住宅 千田丈之