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勝沼醸造のこだわり
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ぶどうの一大産地 甲州市勝沼
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- 東京からわずか100㎞ほど離れた山梨県甲州市勝沼は、一面にぶどうが広がる一大産地です。勝沼醸造(株)は、勝沼で栽培されている日本最古のぶどう品種である甲州種と、日本固有の赤ぶどう品種のマスカット・ベーリーAからワインを造っています。
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勝沼醸造のこだわりとは
- 私たちは、「ワインは産地の風土と人との関わり合いから造られるもの」と考えています。私たちのワインは、「よいワインはよいぶどうから」をモットーに、信頼できる契約農家によって、丹精込めて栽培されたぶどうのみを使用して醸造しています。
また、「ワイン造りは、土地とその土地に携わる人に価値を見い出す仕事」と考えています。現在、私たちは、ぶどう農家の高齢化と後継者不足による農家減少という課題を抱えています。ぶどう農家のモチベーションを上げて、若い世代へ受け継いでいくことが求められています。
先人たちが、世代を超えて残してくれた尊い遺産を、次の世代へ受け継いでいくためには、日本固有のぶどうでワインを造り、産地の価値を高め、産地の美しい景観を守っていくことが必要であり、それが私たちの使命と考えています。この美しい景観を守るため、是非、皆様に甲州のワインを堪能していただき、この想いに共感していただきたいと思っています。 -
- 1937年創業、約80年にわたり、勝沼でワイン造りをしてきました。本社の社屋は、創業当時から変わらない日本家屋です。
建て替えを検討したこともありましたが、ワインの本場であるフランスでは、先代から受け継がれた、歴史あるワイナリーをそのまま後世に伝えているため、それにならって、弊社も創業当時のままの姿を残しており、現在は文化庁の登録有形文化財として指定されています。
創業以来、「たとえ一樽でも最高のものを」という変わらない志のもと、山梨・勝沼の風土を活かし、世界に通じる高品質なワイン造りに挑戦しています。 -
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ワインはその土地の気候風土を反映するもの
- ワインと言えば、フランスワインを思い浮かべる方が多いと思います。私たちも、海外に引けを取らないワイン造りを目指し、「カベルネ・ソーヴィニオン」や「シャルドネ」などの西洋種のぶどう品種を栽培していた時期もありました。しかし、栽培を続けても納得のいくぶどうを手にすることはできませんでした。
その経験から気づいたことは、「ワインはその土地の気候・風土を反映するもの」ということです。フランスワインは、フランスの風土でなければ、造ることができません。ワイン用のぶどうは乾燥を好み、日本の高温多湿の気候では不向きとされてます。
日本はワイン造りにとって大変難しい環境ではありますが、この難しい環境の中でも、勝沼で受け継がれてきたぶどうが「甲州」です。
私たちは、この風土を否定することなく受け入れ、その風土ならではのワインを造ることが重要である考えています。 -
- 風土の違う場所で造られたフランスワインと、日本ワインを飲み比べることは、おすすめできません。
日本の風土で造られたワインは、ある意味では「日本酒」とも言えます。「ワインと言えば洋食が合う」と思われる方が多いかもしれませんが、 日本の風土で造られた甲州ワインは、和食との相性が抜群です。例えば、冷奴と甲州ワインを合わせると双方の味わいを引き立てることができます。和の食材と日本ワインは相性がとてもよいので、是非皆様に試してみてもらいたいです。 -
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世界標準化への取り組み
- 「甲州」は、日本固有のぶどう品種で初めて、2010年にフランスにある国際ブドウ・ワイン機構(O.I.V)にて、ワインを造るぶどうとして認定されました。その後、「マスカット・ベーリーA」も2013年に認定され、輸出される際には、メインラベルにその品種名を記載することが許されることになりました。
勝沼醸造は、世界に通じるワインを造ることをビジョンに、適地適作の品種への考えから、この2つの品種にこだわり、ワイン造りをしています。
また、弊社は世界を見据えたワイン造りとして、EU基準に則ったワインの補糖量(※)での醸造を、2017年ヴィンテージより、弊社製造ワインの全アイテムに取り入れてきました。これらの取り組みにより、日本からEU諸国への輸出が可能となりました。
(※補糖:原料ぶどうの糖度が低いときに、ワインのアルコール度数を高めるために、ワインを発酵させる前の段階のぶどう果汁に糖を加えること。) -
原産地呼称の認定ワイン(GI Yamanashi)とは?
- 原産地呼称(GI Yamanashi) ※GI:Geographical Indication(地理的表示)の認定ワイン。これは、「山梨」のワイン生産基準に適合したワインの証明です。その基準内容は、山梨県産のワイン用指定ぶどう100%使用していること、山梨県内で醸造・瓶詰され、基準に沿った醸造が行われていることです。最終的に、審査会での官能検査により合否が判定されます。
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皆様に知っておいていただきたい、勝沼醸造のお話
- ・2003年、フランスのワイン品評会「ヴィナリーインターナショナル」にて、勝沼醸造が日本の甲州ワインとして、初めて銀賞を受賞しました。
・2008年、フランス、ボルドーのCHパプクレマンと提携。勝沼醸造の甲州ワインが、初めてEU諸国に輸出されました。
・2019年、本社社屋が有形文化財に登録されました。
勝沼のぶどう畑を見下ろす丘の上に、弊社ワイナリー直営の「レストランテ 風(かぜ)」があります。地元山梨の食材と、勝沼醸造のワインのみならず、勝沼のワイナリーのワインとのマリアージュを楽しめます。是非、ご来店をお待ちしています。 -
JWINEについて
- JWINEとは、「日本ワイン」の「新しい価値」を発信するブランドです。
今では、世界からも注目される「日本ワイン」ですが、今まで曖昧だった「日本ワイン」と「国産ワイン」のガイドラインが明確になりました。「JWINE」と呼ばれている「日本ワイン」は、すべて100%日本産のぶどうを使用したワインのみです。
<「日本ワイン」と「国産ワイン」の違い>
・日本ワイン=国産ぶどう100%を使用して国内製造されたワイン
・国産ワイン=海外から輸入したぶどうや濃縮果汁を使用して国内で製造されたワイン
私たちは、世界からも注目されている「日本ワイン」を一人でも多くの方に知っていただき、その素晴らしさを伝えていきたいと思います。
造り手の真摯な思いや、価値ある日本ワインの情報を広く正しく伝える役割が「JWINE」にはあります。
※「JWINE」は国分グループ本社の登録商標です。 -
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商品について
- 「ワインは本来その産地の風土性を味わうものと考えます」今回ご紹介するセットは、それぞれ山梨県内で収穫されたぶどうを100%原料に使用して造ったワインです。白ワインは「甲州」を使用し、その歴史は奈良時代からこの勝沼の地に根付き、受け継がれてきたワイン用ぶどう品種です。
今回、「食と酒の未来勘所 限定ボトル」での提供となります。
赤ワインは「マスカット・ベーリーA種」を100%使用し、豊かな果実味と舌ざわりの良さが特徴です。国産原料を使用した、まさに日本のワインというべき2本をセットにしました。
週末、少し贅沢な料理とともに山梨の風土性を存分にお楽しみください。 -
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山梨県収穫 甲州ヴィンテージ 白
- 日本固有のぶどう品種「甲州」によるワイン造りに特化した当ワイナリーでは、甲府盆地の峡東地区をはじめ、峡西・峡南・峡北の各地から収穫された甲州をそれぞれ地域毎に醸造し、ブレンドすることにより、香りの豊かさや味わいの複雑さをもたらすワインに仕上げています。繊細でふくよかな優しい味わいは、素材を味わう料理に寄り添い、料理の味を引き立てます。
- 内容量:750ml
ぶどう品種:甲州 100%
アルコール度数:9.5度
〈おすすめのお料理〉
山葵・生姜・出汁との相性がよく、お料理では刺身・お寿司・だし巻き卵・おでん・豚肉の生姜焼き・白身魚の香草焼き・焼肉(牛肉)を山葵をつけて醬油で食べるなど、和食・洋食を問わず美味しくいただけます。 -
山梨県収穫マスカット・ベーリーA
- 山梨県内の丘陵地帯で栽培された日本固有のマスカット・ベーリーA種を丁寧に醸造しました。いちごを連想させる赤い果実の香りに、いちごキャンディや綿菓子などの砂糖を熟したときに感じられる、甘い香りが特徴です。豊かな果実味に加え、ほのかな渋みを持ち合わせ、赤ワインでありながらも優しい味わいの料理に寄り添います。
内容量:750ml
ぶどう品種:マスカット・ベーリーA、甲州
アルコール度数:9.5度
〈おすすめのお料理〉
焼鳥やぶりの照り焼き・かつおのたたき・すき焼きなど。根菜や醤油との相性が抜群です。 -
お届けについて
- ご購入から2週間程度でお届け
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飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁じられています。
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妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は適量を。
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