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オンラインイベント概要
- <テーマ>
海の環境を守ろう~ASC認証の牡蠣を美味しく食べて学ぶ、海の環境~ -
- <内容>
□ASC事務局から
・ASC認証とは
・なぜ今ASC認証というラベルが必要なのか
□生産者から
・ASCに取り組んだことで、どんなことが起こったのか
□料理人から
・レシピ紹介:家庭で気軽に調理できる、牡蠣レシピ
・質疑応答
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日時:2021年4月26日(月) 19時半〜21時
登壇者:
松井大輔さん(ASCジャパン事務局)
後藤清広さん、後藤伸弥さん(ASC認証取得の戸倉っこ牡蠣の生産者)
田中佑樹さん(日本サステイナブル・レストラン協会所属:割烹伊勢すえよし)
開催形式:オンライン(Zoom)
参加費:4,500円(税込)
送付物:戸倉っこ牡蠣 むき身300g、殻付き3個(賞味期限:数日 要冷蔵)、田中シェフ考案の牡蠣レシピ
<協力>
日本サステイナブル・レストラン協会
(ご注意)
*今回のイベント前に牡蠣をお届けします。イベント当日までにお受け取りください。
*本イベントはオンライン会議ツール「Zoom」を使用いたします。あらかじめ「Zoom」のインストールをお願いいたします。
*参加者には、前日までにZoomのURLをお送りいたします。
*間違いなくメールを受け取れるよう、あらかじめ(@myproduct.co.jp)のドメインを受信できるように設定をお願いいたします。
*メールが受け取れなかった場合でも、ご返金はできかねますので、ご了承ください。 -
ASC認証とは?
- ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)認証は、国際的で独立した認証プログラムであり、環境と社会に配慮した責任ある養殖業と水産物を担保しています。
ASC認証水産物を購入することで、世界の海洋環境、生態系を保護及び回復し、発展途上国の水産養殖従事者や、地域コミュニティの生活を改善することに繋がります。
ASC認証取得の養殖場は、世界44カ国、1,338養殖場があり(国内は牡蠣・ブリなど67養殖場)、ASC商品は、世界の90カ国で約25,000品が販売されています。 -
日本で初めて取得したASC認証「戸倉っこ牡蠣」
- 「収穫量が減っても、養殖方法を変える。」
東日本大震災で養殖場のすべてを失った、宮城県南三陸町戸倉地区。以前は生産量を上げることがすべてで、質より量を目指していました。しかし、震災を通して気づかされたことは、10年、20年先も安定して生産できる漁場を、子や孫の世代に残すことの大切さでした。
決断したのは、養殖棚の数をこれまでの3分の1に減らすこと。そのおかげで、通常2〜3年かかる養殖が、湾内の栄養分が牡蠣一つひとつに行き渡り、1年でも立派な牡蠣に成長するようになりました。高栄養・低ストレスな環境で育った1年物の牡蠣は、エグみの少ない、爽やかな味わいが特徴です。
2016年3月、海のサステナブルラベルであるASC認証を、日本で初めて取得。ASC認証は、養殖による環境への負荷を軽減し、養殖業にかかわる人や地域社会に配慮した「責任ある養殖物」である証明です。
世界的に見れば、スタンダードになりつつあるASC認証。半歩先の未来では、「美味しくて」「責任のある」食べ物を選ぶことが当たり前になっているかも知れません。
日本初のASC認証の牡蠣には、戸倉の牡蠣漁師たちの努力と誇りが詰まっています。 -
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登壇者のご紹介
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【生産者】後藤清広さん(写真上段)、後藤伸弥さん(写真下段)
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- 宮城県漁業協同組合・志津川支所・戸倉出張所の牡蠣部会長・後藤清広さん、その息子である伸弥さん。
後藤清広さんは、東日本大震災後、「養殖棚を3分の1に減らす」という画期的な方法を主導し、戸倉地区の牡蠣養殖業を復活に導いた立役者です。
成長と環境保護の両立が評価され、2016年に国内で初のASC認証を取得。2019年には農林水産祭の天皇杯も受賞しました。
若手漁師である後藤伸弥さんは、養殖の将来に希望が持てず、一時は別の仕事に就いていましたが、他の牡蠣の味との違いに驚き、自分の手で養殖したいと思い、養殖業へ復帰しました。若手で試食イベントを企画するなど、地域の盛り上げにも積極的に取り組み、今では胸を張って、「戸倉の牡蠣を作っている」自信を持っています。 -
【料理人】田中佑樹さん
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- 割烹「伊勢 すえよし」主人 田中佑樹さん。
1988年生まれ、三重県四日市市出身。物心がついたころから、日本料理屋を営む父親の元で料理に親しむ。服部栄養専門学校卒業後、老舗料亭「菊乃井」などで研鑽を積み、24歳から見聞を広げるため世界一周の旅へ。世界15カ国以上を巡りながら、グアテマラ・ペルー・アルゼンチン・イタリア・トルコなどで、地元の食堂にて郷土料理を学ぶ。その旅のなかで、故郷である伊勢の食文化の魅力を再認識し、帰国後の2015年に割烹「伊勢 すえよし」をオープン。
「LOVE TOKYO AWARDS2017」ベストレストラン受賞。
トリップアドバイザー「クチコミで選ぶ観光事業者ランキング2020」1位獲得。
「心の流通」を掲げ、生産者直送の特選食財をお客様に届ける。コロナ禍でも、美味しい恵みを未来に残す割烹店を目指して「三重の恵み」という新ブランドとともに地産地消のアップデートに取り組んでいます。 - 〈割烹 伊勢 すえよし〉
住所: 東京都港区西麻布4-2-15 水野ビル3階
営業時間: 17:00-23:30(最終入店20:00)
電話番号:03-6427-2314
*ご予約の受付は、11:00-22:00までとさせていただいております。
*17:00以降は繋がりにくくなっております、ご了承くださいませ。(日本語のみ対応)
*完全予約制
定休日:不定休 -
【ASCジャパン】松井大輔さん
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- 2015年に独立系飲食店としてアジアで初めて、CoC(Chain of Custody:加工・流通過程の管理)認証を取得したレストランを経営後、(株)シーフードレガシーの企画営業部として勤務。小売企業・水産商社・外食企業等に対し、持続可能な水産物調達方針策定のアドバイスや、認証水産物の販売・購買をサポート。
2020年4月より、ASCジャパンの渉外担当として、日本企業へのASC認証の普及活動を通じて、環境と社会にに配慮した責任ある養殖業の拡大に努めています。 -
協力団体
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日本サステイナブル・レストラン協会
- 一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会は、食のアカデミー賞と称される「世界のベストレストラン50」でサステナブル・レストラン賞の評価も行う英国本部と連携し、格付けやキャンペーンを通して、フードシステムの課題解決に取り組み、食の持続可能性を推進します。
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有楽町microにて今回のプロジェクトの商品を展示しました
- 今回の南三陸特設ページでご紹介している事業者の商品を、有楽町microにて3月1日〜3月31日まで展示しました。
会場のご案内
店舗名: 有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET
アクセス: 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
営業時間: 11:00-19:00 -
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