驚くべき進化。卓越した「ロールトップテーブル」
- 両端をU型に曲げた金物に、木パーツを挿しこむ独自の脚構造とロール式天板によって、工具なしで簡単に組立分解することができるローテーブル。金物は脚を繋ぐだけではなく、カップや道具を吊るハンガーとしても機能し、収納運搬時はハンドルにもなります。
- 進化とは、何かを付加して複雑にすることではなく、徹底的に削ぎ落として今までにない機能や真価を見出すことだと思っています。しかし、それは容易ではありません。
二年の歳月をかけて、三種類のテーブルを発表してきた「DOOGOO®(ドゥーグー)」だからこそ、四作目で辿り着いた完璧なローテーブル。それが、「THE TABLE 420」です。
Instagramでも様々な情報を公開しておりますので、是非ご覧くださいませ。 従来品とは一線を画すアイデア。ストレス解消、隙間のない天板。
- 一目瞭然、天板に隙間がありません。ただこれは、屋内用のテーブルであれば当然のことでしょう。
しかし、屋外でも使えることを目的とした従来品は、巻き簾のように天板を巻くために、天板同士に隙間があります。この隙間は意外と厄介で、物が落ちる、汚れがたまる等のデメリットがあります。
「THE TABLE 420」は、内部にコードを通して天板同士を連結し、コードロックで締め付ける方法によって、「隙間のない天板」を実現しました。
独自構造の要、三役のC型金物。
- この構造を発明したからこそ、このテーブルは完成しました。この発明は、旧作(T-02/下記のリンク参照)で特許に登録されています。
※特許第6245711号
独自構造の要となるのが、天板の下にあるC型金物。この金物はステンレス無垢棒を曲げたもので、とても単純な形状ですが、直径10mmもある硬い無垢棒を高精度で曲げることは至難の技なのです。
役目その一:脚を繋ぐ貫
- 貫(ヌキ)とは、脚同士を横方向に繋ぐ部材のことです。
従来品は脚同士を繋ぐために、貫を二本使っているものがほとんどですが、この製品はステンレス製の貫が一本だけ。最小限の部材で見た目が美しく、椅子に座って脚を伸ばす時、貫が邪魔になることもありません。貫の数を減らしても十分な強度で構造が保たれており、気になる揺れもありません。
役目その二:ハンガー
- 屋内では雑誌やティッシュケース等を、屋外ではカップや小物等を吊るハンガーとして機能します。
自身で使っている中で、キャンプの時にはキッチンペーパーを通して装着するととても便利なことに気がつきました。記事の製品は旧作(T-03)ですが、この使い方をWEBマガジン「CAMP HACK」に掲載していただきました。(下記のリンク参照)
現在、ポーチやハンモック等、このハンガーを生かしたオプションパーツを開発しています。
役目その三:ハンドル
- 優秀なこの金物は、収納運搬時でもその役目を果たします。
金物以外の部材を揃えて天板の中に巻き込み、二本の金物と一緒に付属のバンドで束ねます。たったこれだけで、テーブルに必要な全部材がバラバラにならず、ストレスなく持ち運ぶことができます。
他の家具と遜色ない、高級材を使用。
- モノの価値を左右する、重要な材の選定。
このテーブルに相応しい材としてオークを採用しました。オークは西洋で、その威厳のある樹形から「森の王」と呼ばれており、秋にはどんぐりが生る木です。
堅くて重厚かつ強度が高く、耐久性に優れています。これらの特徴は家具の材料として非常に優秀なため、古くから高級家具材として扱われ続けています。その美しい木目の中には、虎の斑紋のような「虎斑(とらふ)」と呼ばれる模様が現れます。この個性的な虎斑もオークが広く愛されている理由のひとつです。家具だけではなく、ウイスキーやワインの樽、フローリング等にも使われています。
そんな材を贅沢に使い、オイルで仕上げた「THE TABLE 420」は、使えば使うほど豊かな風合いへと変化し、二つとない風格を醸し出します。
計算し尽くされた意匠、収納運搬時の美しい佇まい。
- 天板、脚が四本、金物の貫が二本、対の脚を繋ぐ幕板(天板の下にある横長の板)が二本。
テーブルを構成する部材はこれだけ。無駄なものはひとつもなく、最小限です。脚二本が幕板一本と同じ長さなので、ぴったりと揃います。
見た目だけのためにデザインしたところはひとつもありません。全ての部材の全ての形に意味があるからこそ、この美しい佇まいが生まれたのです。
工具不要で感覚的。こんな組み立て方見たことない。
- 発明した独自構造と、表裏のない部材によって、工具を使わず感覚的に組み立てることができます。
パズルのように順に組むと、あっという間にテーブルが広がります。慣れると一分もかかりません。
- ① C型金物に脚の溝を沿わせて、そのまま奥までスライドします。
- コの字型の脚セットが二つできました。
- ② 金物に幕板の段差を沿わせて、そのまま奥までスライドします。これで対の脚が繋がりました。
- ③ あとは天板を乗せるだけ。天板両側の部材にあるU型溝を、幕板の金具に挿し込みます。
- コードがたるまないように整えて、天板片側にあるコードロックを締め付けると完成です。
いつもそばにある、手放せない道具。
- (写真中央がデザイナーの酒井)
用途が同じなら、その道具はひとつあれば十分だと思っています。手入れをしながら深みが増す変化を楽しみ、キズや汚れも思い出として刻み込まれていくものです。ただ、消したいキズや汚れを簡単にメンテナンスできることも、無垢材の良いところだと思います。小さなキズであれば、目の細かいサンドペーパーで優しく表面を削り、オイルを塗れば目立たなくなります。
「屋内で愛用している家具を、屋外にも簡単に持ち出せるように」
この考え方でモノを創るには「屋内品質の家具」を「徹底的に小型化する」ことが絶対条件でした。インドアからアウトドアまで、多種多様なライフスタイルがありますが、生活の基盤はやはり屋内。
十年間以上家具の設計に従事している私(酒井)にとって、「屋内品質」は守るべきプライドです。持ち出すために「小型化」できる家具は、今の世の中に数多あります。テーブルであれば、脚が折りたためるものや、天板が二つ折りになるものもありますが、「徹底的に」というところが重要です。
車のラゲッジスペースが十分な広さだとしても、集合住宅に住んでいる場合、楽ではないでしょう。自分の部屋から駐車場を、往復しなければならないのですから。
このような条件を全てクリアできたモノこそ「THE TABLE 420」。
リビングで使っているテーブルを近くの公園へ。遠く離れたキャンプ場へ。車内の片隅のスペースで十分です。ミニマルなテーブルは、何気ない日常を、大切な仲間や家族とのひとときを、より豊かで上質なコトに変えてくれることでしょう。
※ミニマル・・・最小限でシンプルかつ快適で豊かなこと 本クラウドファンディング特典
Pot stand (鍋敷き)
- 寸法:w.46 d.195 h.15 [mm] (収納時)
材質:ハードメープル天然木、真鍮
仕上:クリアオイル塗装
メンテナンス用国産クラフトオイル
- 容量:100ml
成分:植物油、テレピン油、イソパラフィン、シリコーン樹脂、無鉛ドライヤー
自然素材から生まれた安全な国産塗料です。
※上記いずれかをプレゼントいたします。
製品仕様
- 寸法:w.850 d.500 h.420 [mm](使用時)
w.850 d.150 h.130 [mm](収納時)
材質:オーク天然木、ステンレス
仕上:クリアオイル塗装
重量:約5.8kg
取扱店舗・雑誌掲載
- 【WEBメディア掲載】「CAMP HACK」
【雑誌掲載】「GO OUT 2018年5月号」(三栄書房)
【雑誌掲載】「GO OUT 2017年6月号」(三栄書房) - 詳しくは「DOOGOO®(ドゥーグー)」のオフィシャルウェブサイトをご覧ください。