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2023.7.25【新着情報】<ご支援者限定>サンプル原酒、ご希望の方に発送します!
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- 蒸留から約2カ月経った時点の「ARCABUZ」サンプル原酒100mlを、ご支援くださる皆さまに、完成製品とは別にお届けできる態勢を整えました。
(すでにご支援くださっている方も、もちろんお送りする対象です)。
加水する前の原酒であり、一般販売はしない、このタイミングだけの限定品となります。
蒸留後、ステンレスタンクで2カ月しか寝かせていない原酒ですので、まだ硬さはありますが、いまの状態をぜひお確かめください。アルコール度数は57%です。
サンプル原酒をご希望の方は、ご支援後に弊社からお送りするメールに「サンプル原酒希望」とお書き添えのうえ、ご返信ください。
サンプル原酒は8月より順次お送りいたします。
※写真はイメージです。実際のサンプルボトルは異なります。 -
2023.6.13【新着情報】目標金額100%を超えました!
- 公開1週間で目標達成できました。
みなさまのご支援に、心より感謝申し上げます。
さらなる一歩に向け、引き続きご支援いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。 -
さとうきびをこの手で育て、搾ったらすぐにラム酒に! 世界に認められる「真のアグリコールラム」を種子島の畑から送り出したい
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製作者の想い
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- 大東製糖種子島の社長を務める木村成克です。はじめまして。
私たちはさとうきびの持つ可能性を広く伝えたいという一心で、砂糖づくりに携わってきました。そして今、よそにはまずないラム酒をぜひみなさんにお届けしたいと考え、プロジェクトを立ち上げました。 -
さとうきび畑に寄り添う蒸留所を…
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- まず、砂糖のことを少しお話ししましょう。砂糖の原料は何か。さとうきびをはじめとする植物です。でもみなさん、砂糖を口になさるとき、それが「植物由来」だと思い起こすことって、さほどないですよね。でも、丁寧にこしらえた砂糖からは、植物の香りや味をちゃんと感じられます。私たちがつくっている「素焚糖(すだきとう)」というヒット商品は、まさにそこを目指した存在です。
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- ラム酒も、実は全く同じ話です。世界のラム酒の約95%は「インダストリアル製法」と呼ばれるもので、砂糖を生産するプロセスで生まれる糖蜜を原料にしていますけれど、糖蜜を使うのではなく、さとうきびから搾った汁をすぐさま発酵させ、蒸留したラム酒からは、まさに植物の香りが強く漂います。
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- さとうきびを搾って、その汁をそのままラム酒作りに生かす手法が「アグリコール製法」です。手間はずいぶんとかかりますし、糖蜜を原料とするよりもはるかにコストはかさみますが、私たちはそれに挑みたい。ただし…ただ単にアグリコールと謳うだけではありません。
- 私たちがみなさんにお約束するのは3つです。
- 1.さとうきび畑のすぐ横に蒸留所をつくる
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- まず、種子島のさとうきび畑のすぐ横に、ラム酒の蒸留所をつくります。アグリコールを貫くには、これが大事になってきます。
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メロンのように清冽な香りのする搾り汁
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- なぜそれが大事なのか。糖蜜を原料とするラム酒づくりでは、畑に近いかどうかは問われません。糖蜜は冷蔵保存が利きますから、畑と蒸留所の距離は関係ないんです。
- ところがアグリコール製法でラム酒をつくる場合には、さとうきびを刈り取ってすぐに搾れるかどうかが生命線になります。さとうきびは収穫後、2日をすぎると急速に劣化速度が増すからです。
- だから私たちは、さとうきび畑のすぐ横に蒸留所を建てました。種子島の小高い丘から海を見下ろす位置です。そして、さとうきびを刈り取ったら、24時間以内に搾り、すぐに発酵過程へと進めます。
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2. さとうきびを私たちみずからが育てる -
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- 2つ目のお約束は、ラム酒に使うさとうきびを私たちみずからが育てるというところです。さとうきびの栽培には制度上さまざまな制約があるのですが、地元のさとうきび農家さんを圧迫しないという取り決めを当局と交わし、耕作放棄地をお借りして特別に育てる許可を得ました。これによって、私たち自身がさとうきびを作付けして、刈り取りたいタイミングで収穫し、ただちに搾るという、一気通貫のラム酒づくりが可能となりました。
- このことで、もうひとつ利点が生まれました。ラム酒の原料としたい品種をみずから自在に選べるというところです。私たちが決めたのは「黒海道」という品種を育てることでした。希少な品種であり、また、育てるのは大変です。収量もそれほど効率的ではありません。でも、「黒海道」を搾った汁は、メロンのような清冽な香りであり、ボディ感もひときわです。植物由来であることをしっかりと伝えきるラム酒を完成させるには、この品種が必要と判断しました。
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2023年春、第一号のラム酒づくりに挑む
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- 3.「アグリコール製法」だからという謳い文句だけでプロジェクトを進めない
3つ目のお約束です。「アグリコール製法」だからという謳い文句だけでプロジェクトを進めません。 - 私たちは、世界を見渡しても極めて数少ないアグリコールラムをいくつも試飲してきました。その過程で痛感したのは、「アグリコールならばいいのか」という疑問です。
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- 糖蜜を原料に使ったラム酒に対して、アグリコール製法のラム酒はクセの強い方向に振った商品が多いことに気づきました。でもそれは正解なのか。
- 私たちは製糖会社であり、とりわけ黒糖を得意としています。ただ、ややもすると、世の中に流通している黒糖の多くは、「精製糖との違いを打ち出さなければ」との思いがあるからでしょうか、クセのある方向に持っていっている印象がなくもない。
- クセが強ければいいのか…。いやそうとは限らない。これはラム酒をアグリコール製法で完成させたい私たちの立脚点です。例えばクラフトビールだからといって極端な味わいに無理して振るのが正解とはいえないのと同じですね。
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- ならば、アグリコール製法のラム酒に求められる要素とは何か。それが、冒頭でお伝えしたところにほかなりません。「植物由来であることをたちどころに感じていただけるラム酒」。これこそが私たちの目指す一杯です。それは、さとうきびを自分たちで育てて、刈り取ったら24時間以内に搾って発酵させるアグリコール製法だからこそ果たせるのだと確信しています。
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長期熟成に臨むための木樽を入手したい
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- ↑木樽イメージ
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- 今、私たちは、さとうきび畑を見上げる蒸留所で、初年度のラム酒づくりに臨み始めました。アグリコール製法を貫くとなると、発酵と蒸留の作業は冬から春に限定されます。種子島におけるさとうきびの収穫期は、1年でこの時季だけだからです。現在はその原酒をタンクで寝かせています。今年の11月には皆さんのもとへ、第一号となるホワイトラムをお届けできます。
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- ご支援を得た大切なお金は、ラム酒を長期熟成させるための木樽の購入に充てさせていただきます。現在、お酒を寝かせる樽は世界的に払底していて、私たちのような新参者には入手困難なのですが、皆さんのご支援を生かして、少しでも多くの熟成ラム酒(ゴールドラム、ダークラム)を育て上げたいと考えています。支援でいただいた金額をもとに、2023年9月までにアメリカンホワイトオーク樽450Lを3本、バーボン樽200Lを1本、シェリー樽225Lを1本購入いたします。
さらに多くのご支援をしていただいた場合には、熟成用の樽や設備を買い増す計画を立てます。 -
- ご支援くださった皆さんへは、第一号となるホワイトラムのほか、記念となるノベルティグッズもご用意いたしました。同時に、ご支援に感謝する気持ちを込めて、ゴールドラムが完成した時点で(1〜2年後です)、そのゴールドラムを限定で先行ご購入いただける権利をご用意いたします。その際には、メールにてご支援者の皆さんにお知らせいたします。
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- ラム酒のブランド名を、私たちは「ARCABUZ(アーキバス)」と決めました。ポルトガル語で火縄銃の意味です。種子島は、火縄銃の伝来の地でも知られ、日本で唯一の実用衛星打ち上げ基地「種子島宇宙センター」があるなど、時代の幕開けのきっかけとなるできごとと縁の深い島です。ここ種子島がラム酒でも世界に知られる、豊かな新しい時代が開かれることを願い命名しました。
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- 種子島に拠点を有する大東製糖種子島による、今回の取り組みを整理してみましょう。
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・世界的にみてもわずか5%とされるアグリコールラムづくりに挑む
・さとうきびをみずから育て、畑のすぐ脇に蒸留所を立ち上げる
・アグリコール製法のラム酒の「再定義」を試みる - 私はとりわけ、3つ目の話が大事なのではないかと強く感じました。どうしてか。これは酒類に限ったことではなくて、希少だから価値があるとか、職人仕事だから貴重であるとか、必ずしも言い切れない側面があるからです。大切なのは、希少だったり職人仕事だったりすることによって、何を生むことができるかです。
- 大東製糖種子島の木村社長は、「植物からつくられているんだ、と直感的にわかるラム酒を」と何度も繰り返し力説しています。それを果たすには、たとえ手間がかかってもアグリコール製法であるのが重要なわけです。つまり、希少であることに意味がある、理由があるという話です。
- 単に、珍しいアグリコール製法だから、というのではなくて、アグリコール製法によって何を世に問いたいかが明快である点を、私は評価したい。
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- 私、この春に最初となる蒸留から生まれた原酒の香りを、蒸留所の中でかぎました。いや、驚きました。さとうきびの香りがどこまでも膨らみます。そして自然由来の甘いような香りが鼻腔をくすぐり、すうっと引いていく。これが真のアグリコールラムか、と…。
- 最初の蒸留作業でここまでのレベルが叶ったのは、さとうきびの品種まで選び抜いたこと、そして、さとうきびを刈り取ってすぐさま搾り、ただちに発酵の工程に進めているからでしょうね。
- 長期熟成をかけないホワイトラムとして世界に打って出たい一杯と思わせますし、また、樽で長く寝かせたらどうなるかにも期待を寄せたくなります。今回のクラウドファンディングは、そのための樽購入を目的としたものです。
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日本のトップランナーたちが集結
- ここで、みなさんのなかで不安に思われることもあるかと想像します。砂糖づくりのプロ、さとうきび栽培のプロであっても、大東製糖種子島はラム酒を完成させるプロではありませんでした。ではなぜ、最初から、凄みのある原酒をつくれたのか。それはさとうきびの恩恵だけなのか。
- 2つの背景がそこにあると思います。まずなにより、同社が目指すところが極めて鮮明であること。進む道がはっきりしている事業は成功の確度が高い。目標となるゴールがしっかり言語化されているプロジェクトには迷いがないんですね。
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- それともう1つ、大きな話があります。今回のラム酒づくりに際して、その考えや姿勢に共感した同じ鹿児島県の小正醸造が、蒸留技術の指導でひと肌ぬいでくれました。小正醸造といえば、長年培った技が冴える焼酎はもちろん、嘉之助蒸溜所のウイスキーが国内外からとても高く評価されています。「酒文化を育てるという志をともにできるのだから」と、競合相手になるかもしれない大東製糖種子島に対して、大先輩である蔵が手を携えてくれたというのは実にうれしい話であると、私には感じられました。
- 小正醸造だけではありません。このラム酒のプロジェクトには、日本のものづくりのトップランナーたちが集結しました。
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奥山清行氏がボトルとロゴをデザイン
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- ボトルとロゴの制作は、世界的デザイナーであると同時に日本の地域産品の発展に力を注ぐ奥山清行氏が担当。
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バーテンダー中山篤志氏がラム酒のコンセプトワークから味づくりを担当
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- ラム酒の世界に精通する東京・銀座の「Bar Lamp」オーナー・バーテンダー中山篤志氏は、ラム酒のコンセプトワークから味づくりまでを担います。
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海外にも知られるエニシングが専用ボトルサックを制作
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- 日本唯一の前掛け専門店として海外でもその名を知られるエニシングは、このラム酒専用のボトルサックを制作。
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国産Tシャツの雄「久米繊維工業」が、ラム酒誕生を記念するノベルティTシャツを製造
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- また、国産Tシャツの雄である久米繊維工業が、ラム酒誕生を記念するノベルティTシャツの製造を担当します。
- このラム酒が完成すれば、日本発の一杯が世界を驚かせられるかもしれません。ジャパニーズウイスキーが今や海外で高く評価されているように、大東製糖種子島のラム酒をはじめとするジャパニーズラムが愛好家を唸らせる日がまもなく来ることを夢見たいと思っています。
熟成をかける樽の調達に向け、ぜひ皆さんのお力をお貸しください。 -
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飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁じられています。
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妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は適量を。
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