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ブランドトマト「天使の唇」とは?
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- 「天使の唇」は、新潟県新潟市の地産地消推進の店、ピカリ産直市場お冨さんとたくみファームが連携して育てている、オリジナルブランドのトマトです。
皮が薄く、噛んだ時の反発がほとんどなく、食感がトマトとは思えないほど柔らかいことが特徴です。糖度が11~12度と甘くてジューシーで、口の中に甘みが広がるミニトマトです。生でそのまま食べていただくのが、一番おすすめの食べ方です。
日本野菜ソムリエ協会主催の「野菜ソムリエサミット」では、さくらんぼのような外見と食感で、甘みと酸味がぎゅっと詰まっているなど、高い評価を受け、2016年には見事金賞を受賞しました。 -
新潟の顔に成長していくミニトマト!
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- 2018年には、平昌オリンピックに出場するロシアのフィギュアスケートの選手団へ「天使の唇」がプレゼントされ、その様子はテレビでも放映されました。オリンピック選手にも食べてもらえた「天使の唇」は、新潟の顔に成長しつつあります。
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たくみファームとは
- 天使の唇を栽培しているたくみファームは、新潟県新潟市西蒲区の角田山の麓にあります。農業分野における国家戦略特区の規制緩和を活用し、2015年に設立されました。太陽が降り注ぐ田園地帯に農園は位置しています。
たくみファームは、農業で障害者が活躍できる場を作る、というスローガンの元に設立されました。この畑から障害者は巣立ち、現在は女性や高齢者が活躍できる農園となっています。新潟西蒲区から、初恋の様に甘酸っぱく、トマト本来の味が感じられる、「天使の唇」をお届けいたします。 -
農業放棄地を開墾し、ゼロからのスタート
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- 現在、ハウスが立っている私たちの畑は、もともとは耕作放棄地で、草が生い茂る場所でした。会社設立1年目には重機を使用し開墾し、ハウス等の設備を整え、2年目から本格的にトマトの生産をスタートさせました。3年目には、満足のいくトマトを生産することができ、ようやく出荷できるまでになりました。
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農業と福祉の新しい関係
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- たくみファームでは、通年でミニトマトを生産しています。栽培・収穫・選別・出荷の過程には必ず人の手が必要であり、活躍しているのが障害者のスタッフです。農場内には誰にでもわかりやすいように、注意書きの看板の字が大きく書かれていたり、イラストで表記するなど工夫をしています。障害者の方は絵の方が覚えやすい傾向があり、ハウス内の温度計は、針の角度で色でも気温が分かり一目瞭然です。このように、細やかなところまで配慮することで、お互いにストレスのない仕事が可能になっています。農業と福祉の連携は大きな可能性を秘めており、左半身不随の方が農業をすることで体力がつき、就労に結びついたこともあります。こういった取り組みは農福連携と呼ばれ、現場からも「とても働きやすく、やりがいを感じる」と声が上がっていて、うまく連携が取れていると感じています。後継者不足や高齢化が懸念される農業において、注目の取り組みです!
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最先端ICTの活用
- 我々の農場では最先端のICT技術を取り入れたハウスを展開しています。水耕栽培と土耕栽培のいいところどりである、「養液土耕栽培」という技術を使い、情報通信技術を駆使して、生産量や生育記録などをシステムで管理し、スマートフォンから作業内容や時間などを登録しています。コンピューターで溶液管理し、センサーで土の状況を確認しながら、太陽の日射量に応じて、トマトに与える水分等も管理しています。
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ロゴに込められた願い
- ・地域に芽吹く
・耕作放棄地を農地で緑色に蘇らせる
・大地を循環する、水の元となる水滴。
現在、障害者の方は全員この農園を卒業し、社会に巣立っていきました。現在の農園の仲間たちは、女性や会社を定年退職されたシニア世代が活躍しています。働くことに自信を持ち、私たちの農園で働き、更に働く皆さんがステップアップする場になって欲しいと考えています。 -
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天使の唇は栽培・流通が難しい品種
- この「天使の唇」は表皮が薄く、少しの衝撃で傷が付いてしまうため、そこから急激な品質低下を招きます。慎重に収穫をしなければならず、その後、選別・パッケージ梱包作業では、更に慎重に作業を行わなければなりません。その分、作業性は著しく低下し、人件費は余計に掛かってしまいます。更に、物流の視点から見ても、少しの振動でトマト同士が接触し品質低下を招いてしまいます。そもそも栽培が難しい品種であり、作り手が変わると、ICT管理をして栽培していながらも、収穫量が大きく減少するということも経験しました。
現在では、「天使の唇」の他に、別の品種のトマトの栽培もスタートさせています。天候により収穫量が増減するような場合にも対応できるように、トマト加工品を生産出来ないか、ということも模索しています。本年は予定以上の収穫量であったため、その様な場合は加工品にし、より手軽に私たちの「天使の唇」をお客様に楽しんでいただけたらと考えています。
他のトマトには無い食感であり、繊細が故に、栽培が難しく、管理が難しい、コストも掛かる。しかしながら、私たちは、この「天使の唇」を皆様に一度食べていただき、障害を抱えた方が巣立った畑から、一粒の幸せをお届けしたい、食べて頂いた方々が少しだけ幸せな気持ちになり、幸せの輪を広げていってほしいと考えています。 -
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これまで様々な場面で食べて頂いた「天使の唇」
- ・2017年11月20日 新潟・食と農のプレゼンテーション交流会(13ヵ国の大使館より23名の大使が来場)にて試食
・2018年1月29日 ロシア選手団歓迎レセプションにて記念品、会場内にて提供
・2019年5月11、12日 G20 新潟農業大臣会合にて歓迎レセプション会場において、苗を会場内にて展示、試食
・2019年9月16、17日 天皇陛下が新潟に来訪された際に、朝食に『天使の唇』を提供 -
商品について
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天使の唇
- 1パック 約130g×4入(1パックあたり目安 11~13玉)
※トマトのサイズが均一ではありませんので、入数が異なる場合があります。 -
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お届けについて
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本州のみお届け
- ※北海道・四国・九州・沖縄を除く
ご購入より10日程度でお届け -