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「ストレスマネージャー」でストレスを軽減、集中力を向上
- 2020年6月12日(金)「ワールドビジネスサテライト(WBS)」テレビ東京系(夜11時~11時58分)の、新商品や新サービスの紹介をする「トレンドたまご」コーナーで、ストレス軽減アプリ「ストレスマネージャー」が紹介されました。
- 近年、マインドフルネスに全世界規模で大きな注目が集められています。これまでも世界では、GAFAやYahoo!などグローバル企業が社員研修として導入したり、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツなどトップ経営者たちが実践したりと話題になっていました。
そして日本でも、昨今のコロナ禍による外出自粛や在宅勤務によるストレス過多な状態を、瞑想によるマインドフルネスで緩和しようという動きが盛んです。 -
- 在宅勤務が進む中、約6割の企業で「仕事上でのストレスを抱える従業員が増えた」という調査結果も明らかになっています(一橋大学経済学研究科)。
これまでも人間関係だったり、仕事の量だったり難易度の高い仕事だったり、多くの人はストレスを感じています。しかしそれが過度になると疲れがとれない、やる気が起きない、集中力が足らずにミスを起こすなど、生産性が下がり心の不調が生じるケースが多々あります。
ストレスは決してゼロにすることはできません。「ストレスはなくならない」を前提に、ストレスを乗り越え糧にするために、ストレスをコントロールすることが重要です。 -
- ストレス軽減アプリ「ストレスマネージャー」は、心を整える「呼吸瞑想」とストレスに強くなる「バイオフィードバック・トレーニング」の2つの機能で、みなさまのストレス軽減とストレスコントロールをサポートします。
加えて集中力や直感力、創造力などのパフォーマンスアップも期待できます。 -
中枢神経系と自律神経系を強化
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- 心や体にかかる外部からの刺激「ストレッサー」を受け、そのストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応が「ストレス反応」です。
すべてのストレッサーは大脳皮質(主に前頭前野や報酬系)や扁桃体(情動抑制)でキャッチされ、そこから刺激の種類に応じた神経伝達物質が分泌されます。それらを受けとった視床下部からはCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。
その後内分泌系が活動するルートと、自律神経系が活動するルートの2つの経路に分かれます。
「ストレスマネージャー」は、まず「呼吸瞑想」によって大脳皮質や扁桃体などの中枢神経系がストレッサーに対する感じ方や考え方を和らげるようにように強化します。
そして「バイオフィードバック・トレーニング」は自律神経系を強化し、交感神経と副交感神経のバランスが崩れにくいように働きかけます。
中枢神経系と自律神経系の2つのアプローチから、ストレス軽減をサポートします。 -
「呼吸瞑想」でマインドフルネスを実現
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- 「呼吸瞑想」は呼吸に意識を向けることで周囲からの刺激や雑念を忘れ、「今この瞬間に、価値判断することなく注意を向ける」マインドフルな状態をつくります。その結果、脳をリラックス状態に整える効果が期待されます。
瞑想や呼吸法による集中状態は、ストレスを根本的に解決するために有効と言われています。最新の脳科学でも「ストレス軽減」「集中力アップ」「洞察力、直観力、創造力が高まる」など、様々な効果が実証されています。
※感情制御・不安傾向の改善に関するMenezes C.B. et al., 2013の研究や、マインドワンダリングの低下に関するMrazek M.D. et al., 2013の研究など
先日NHKの特別番組で、『サピエンス全史』の著者で有名な歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏がインタビューを受けていました。「コロナ禍の中であなたは平常でいるために何をしていますか?」という質問に対して、「毎朝1時間、(マインドフルネス)瞑想をしています」と答えていました。 -
- 「ストレスマネージャー」では、マインドフルな状態のときに沈静化すると言われている「デフォルトモード・ネットワーク(DMN)」を脳活動センサーで計測します。そしてモニタリングしながら、より効果的な瞑想をサポートします。
DMNをここまで簡易に計測することに成功したのは、世界初の試みと推測します。 -
- 瞑想中のDMNの変化トレンドを、上昇・並行・下降の3つに分析し、色と音(小鳥のさえずり、木魚、水滴などから選択)で表示します。
DMNが下降傾向にあると、画面の上部を中心としてた青い波紋が広がっていきます。DMNが上昇傾向になると画面下部を中心にして赤い波紋が広がっていきます。並行状態では画面中央から緑の波紋が広がっていきます。
これら波紋が次々と現れる頻度は、心拍の速さを反映しています。心拍数が70/分の場合には波紋も1分間に70回相当で現れます。波紋ひとつひとつの広がるスピードや度合いは一定になっています。
一定時間、DMNの下降傾向がないと「心を落ち着けて」のアドバイスが出ます。
またDMNと心拍の上昇傾向が一定時間続くと、「集中が途切れたようです」のアドバイスが出て、「マインドワンダリング」(マインドフルネスの逆、心ここにあらず。過去や未来や外界のさまざまなことに心がとらわれている状態)であることを伝えます。
それをきっかけに集中した瞑想に戻ることが大切で、気づいて戻るを繰り返すことで瞑想は深まっていきます。
呼吸瞑想が終わると結果画面では、「Brain Index」DMNポイントと「Heart Rate 」ポイントを表示し、「マインドワンダリング」時には★マークが記録されます。 -
- これまでもご自身で瞑想を試みたり、アプリやYoutubeを参考にされている方がいらっしゃると思います。しかし瞑想ができているか自分ではわかりにくく、効果実感や継続意欲が得にくいという声もきかれます。
「ストレスマネージャー」はDMNを計ることが可能です。自分自身で「脳の鎮静度」を知ることがでるため、より鎮静するよう工夫できたり、上達を確認することができます。それが継続のモチベーションとなり、高い効果につながります。 -
「バイオフィードバック」でストレスホルモンを抑える
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- 「バイオフィードバック・トレーニング」は、脳活動センサー(XB-01)を使って計測した脳活動レベルと心拍を画面に表示し、それを確認しながら自分で制御するトレーニング(ゲーム)です。
その結果ストレスの影響を受けにくくなり、ストレス耐性が向上していくことが、東北大学の研究で明らかになっています。ストレスホルモンである唾液中のコルチゾールが減るという効果まで証明されています。
※Kotozaki, Y., Kawashima, R. et al. 2014. Biofeelback-Based Intervention for Daily Hassles. Brain and Behavior 566-579. -
- 画面にはたんぽぽや風船など、アイコンとリングが出てきます。アイコンの位置はご自身の脳活動や心拍の高さを反映しています。脳活動や心拍が上がるとアイコンも上がり、下がるとアイコンも下がります。アプリの指示に従い、自分の意思でコントロールしてアイコンをリングに通してください。
バイオフィードバック・トレーニングが終わると、結果画面では上げ下げの指示に対して、指示どおりにできた割合(100点満点)を示します。
呼吸瞑想とバイオフィードバック・トレーニングを実施した記録は、当社が管理するサーバーにログとして蓄積されます(※)。「記録を見る」メニューからいつでも確認できますので、実施した日をカレンダーで閲覧し、また日々の上達をグラフで見ることで、続けて行うモチベーションアップに繋がります。
※記録の蓄積などにはアプリをインストールしたスマホなどをインターネットに接続する必要があります。 -
「ストレスマネージャー」体験者の声
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- *実際に呼吸瞑想を習慣化すると、自分の状況を客観的に気づくことができるようになりました。緊張や不安があることを否定せず、とはいっても憂いても仕方ない未来や悔いても仕方ない過去のことは考えすぎず、目の前のことに集中しようと思考や感情を切り替えられるようになりました。
ネガティブな雑念が減ったことで、自分自身が楽になりました。集中力も上がっている気がします。(53歳・女性)
*「ストレスマネージャー」は瞑想をしているときの脳のDMNを計測しているので、脳が沈静化しているかを確認できます。以前他のアプリで瞑想をしていたときは、“これでいいのか?瞑想になっているのか?”と、実のところよくわかりませんでした。「ストレスマネージャー」は、実施した“質”が記録として残るので、自分の状態の適切な把握にもなりますし、継続のモチベーションにもなります。(50歳・男性)
※個人の感想です。 -
脳の活動を計測する「脳活動センサー」
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- 「ストレスマネージャー」が他の瞑想アプリなどと異なるのは、脳活動センサーを使いDMNや前頭前野の脳活動を計測しながら行うアプリケーションだということです。
この脳活動センサーは、当社の前身である日立製作所が20年以上の歳月をかけて開発した技術を、当社取締役CTO川島隆太博士(東北大学教授)指揮のもと、徹底的に小型化を実現しました。
脳の活動はこれまで大学等の研究機関でしか測定できませんでした。「体温計や血圧計などのように、日常の中で手軽に脳を計測できるようにしたい」という川島博士の長年の強い想いから誕生しました。 -
- この脳活動センサーは皮膚や骨を透過しやすい近赤外光(太陽光にも含まれる安全な光)を利用し、額の表面から照射した光が脳に届いて戻ってくる光の量を計ることで、センサーをあてた直下の脳組織の血流変化を検出しています。
この脳の活動状態を脳局所の血流変化で計測するという理屈は、大学や研究機関で脳機能を調べる機能的MRI(fMRI)と同じで、光を活用した本装置はよりコンパクトになっています。脳の活動状態を血流で計測する装置として世界最小最軽量クラス(長さ80mm、幅40mm、最大厚さ13mm、重さ30g)で、いつでもどこでも誰でも計れる最先端の装置となります。 - 「ストレスマネージャー」では、脳活動センサーで計測した脳血流変化を無線(Bluetooth通信)でスマホに送信し、呼吸瞑想とバイオフィードバック・トレーニングを実施します。
- 「呼吸瞑想」(脳活動センサーは額中央に装着)ではDMNの変化に応じてスマホの画面色と音がリアルタイムに変わり、瞑想中の鎮静度をスコアとして記録します。
「バイオフィードバック・トレーニング」(脳活動センサーは額の左眉上に装着)では背外側前頭前野の活動と心拍を画面で確認しながら自分でコントロールするゲームを実施していただき、点数を記録します。 -
監修は、脳科学者の川島隆太博士と精神科医の川野泰周医師
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- 川島博士は、今回脳科学研究に基づく「ストレスコントロール」「マインドフルネス」に関する知見をアプリに適用する開発を行いました。
ストレスは前頭前野や大脳基底核を含む脳のネットワークで感じています。我々は脳活動センサーで、前頭前野活動をリアルタイムでモニター、自らの精神活動で自分の脳活動を制御するトレーニング(ニューロフィードバック・トレーニング)を行うことによって、心理学的なストレス指標が下がるだけでなく、唾液中のストレスホルモンの値も低下することをランダム化比較対象試験(RCT)で明らかにしました。また、ストレス解消に有効な集中瞑想法を、いつでもだれでも行うことができるアプリの開発にも成功しました。
川島隆太博士プロフィール
株式会社NeU 取締役CTO(最高技術責任者)、兼東北大学加齢医学研究所所長
東北大学大学院医学研究科修了、スウェーデン王国カロリンスカ研究所、東北大学加齢医学研究所助手、講師、教授を経て、2014年より同研究所所長。脳機能開発研究の国内第一人者であり、研究で得た知見を産学連携に応用、その実績から総務大臣表彰、文部科学大臣表彰。 -
- 川野医師は2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行をし、2014年末よりご実家の臨済宗建長寺派「林香寺」のご住職となられています。
また精神科医としてはクリニックで、うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害などに対し、従来の精神療法に加え、禅やマインドフルネスの実践による心理療法を積極的に導入しています。今回、瞑想やマインドフルネスの実践および教育の知見から、ストレス状態の把握と瞑想の仕方やストレスへの対処法や心を整えるメッセージなど、「健やかに生きるための智慧」としてのマインドフルネス実践を監修しています。
川野泰周医師プロフィール
2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業。大学卒業後、精神科医として6年間診療に従事。臨済宗建長寺派「林香寺」のご住職、かつRESM新横浜 睡眠呼吸メディカルケアクリニックに勤務。また禅とマインドフルネスの両面から企業やビジネスパーソン、医療関係者に対して、幅広く講演活動を実施。
著書に、『「あるある」で学ぶ 余裕がない時の心の整え方―マインドフルネス入門―』(インプレス)「ずぼら瞑想」(幻冬舎)『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。 -
脳活動センサー付き「ストレスマネージャー」アプリ
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- 2020年6月18日(木)より「ストレスマネージャー」製品版の発売を記念して、通常33,000円(税込・送料込)の脳活動センサーと「ストレスマネージャー」を特別価格にてご提供いたします。詳細はリワードページをご覧ください。
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脳活動センサー
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- 写真はご送付させていただく脳活動センサーです。その重さはなんとたったの30g!世界最小最軽量クラス。形状も前頭部にフィットしやすいよう、中央で折れ曲がるバタフライデザインを採用しています。
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ストレス軽減アプリ「ストレスマネージャー」
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- 脳科学とマインドフルネスの研究知見に基づき、脳の活動状態を計りながらストレスに対処する「心のスキル」を身につけるアプリです。
ストレスマネージャーによって日々のストレスを軽減し、ストレス耐性を向上させることで、自分らしい豊かな人生をサポートします。 -
さまざまな機能で継続をサポート
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- 前述の「呼吸瞑想」「バイオフィードバック・トレーニング」に加え、「セルフチェック」「記録」「学ぶ」などの機能もあります。
「セルフチェック」では、WHOの精神的健康表にもとづいた5つの質問に回答することで心の健康の状態と変化を確認することができます。
「記録」では、「呼吸瞑想」「バイオフィードバック・トレーニング」「セルフチェック」の各記録と、カレンダー機能で継続的な実施をサポートします。
そして「学ぶ」は川島博士と川野医師のビデオ講座で、川島博士から脳科学とストレスについて、川野医師からマインドフルネスについての解説をお届けします。 -
セット内容
- ・脳活動センサー(XB-01)1台
・センサーバンド 1本
・充電ケーブル 1本
・ハンディホルダー 1個
・ストレス軽減アプリ「ストレスマネージャー」
※別途インストールいただきます(Android7.0以上、iOS12.0以上に対応)
※2年間利用できるライセンスとなります。
3年目以降は税込み3,960円/年で継続いただけます。
・脳活動センサーマニュアル
・ストレスマネージャーマニュアル
<注意事項>
・Android7.0以上、iOS12.0以上に対応したスマホまたはタブレットが必要です。
・アプリをインストールしたスマホなどをインターネットに接続する必要があります。 -
脳活動センサー仕様
- 計測内容:脳血流変化
計測チャンネル数:1ch
データ通信:Bluetooth 4.1LE
動作条件:温度:0~35°、湿度:20~80%Rh
電源:充電池内蔵
計測時間:3時間
充電時間:2時間
寸法・重量:長さ80mm、幅40mm、厚さ13mm、30g -
利用の流れ
- 1.ご注文(注文後に会員ID・PWを登録します)
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2.脳活動センサーをご希望の配送先へお届け
アプリのインストール情報と会員登録方法を同封いたします。
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3.スマホやタブレットにアプリをインストール
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4.アプリを起動して、登録した会員ID・PWでログイン
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5.脳活動センサーのスイッチをONにする
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6.アプリと脳活動センサーをBluetoothで接続し、利用スタート -
脳活動センサー使用上のご注意
- ・日常的な環境で計測することを目的に設計しています。
・防水加工はされていません。
・頭部形状によっては、計測ができない場合があります。
・動物を計測するような目的では作られておりません。
・大学や企業の研究で求められる解析用の脳活動データは提供しておりません。
・医療機器または医療検査機器ではありません。
・屋外や直射日光が当たる場所でのご使用はできません。 -