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本プロジェクトのポイント
- ①蔵元で初めて醸すこだわりの「純米大吟醸酒」など、新商品をいち早くご紹介
②地元の特産品とのコラボレーションによる日本酒カクテル
③伝統の造りも大切にしつつ、現代の嗜好を取り入れた、社運を賭けた新たなる挑戦 -
新任杜氏が醸した、新商品をいち早くご紹介
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春鶯囀 純米大吟醸酒
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- 萬屋醸造店では初となる純米大吟醸酒。
地元富士川町産の「山田錦」だけを、自社で丹念に精米歩合50%まで精米したものを原料としています。
ほのかに香る吟醸香と、キレのよいすっきりとした旨味を持つお酒です。
伝統の造りと、近年の嗜好を融合させた、新任の芦沢杜氏渾身の1本。
「芳醇でフルーティーな香り」と称される、一般的な純米大吟醸とは一線を画す、しっかりとお米の旨味を引き出し、「きれいなお酒」を目指して醸された純米大吟醸酒です。
しっかりと冷やして、お刺身や素材の味を活かしたお料理との相性が抜群です。
富士川町で養殖された「富士の介」のお刺身と、地酒・地魚のペアリングなど楽しんでみてはいかがでしょうか? -
春鶯囀 特別純米酒 辛口
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- 地元富士川町産の契約栽培米「玉栄」だけを、自社で丹念に精米歩合60%まで精米したものを原料としています。
すっきりとしたキレのある辛口の味わい。そしてお米の旨味を強く感じるお酒です。
コクのあるお料理とのペアリングがおススメ。
地元の郷土料理「馬もつ煮」との相性抜群です。 -
- 契約栽培米「玉栄」の田植えの様子
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富士川町の特産品とのコラボレーション
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オシャレなお家時間を演出する「日本酒カクテル」
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- 日本酒好きの方には、もちろん美味しく味わっていただける春鶯囀のお酒ですが、「日本酒はちょっと苦手」という方々にも、是非楽しんでいただきたいと思っています。
そこで、春鶯囀の販売所「酒蔵ギャラリー六斎(ろくさい)」の利き酒師と、富士川町役場の若手職員で構成される「富士川町不思議発見隊調査研究グループ」とが共同で、日本酒カクテルレシピを考えました。 -
- 高級プラム(すもも)のブランドとして知られる「貴陽」を使ったドリンクや、富士川町の特産品である柚子を使ったジャムを使い、オシャレに、美味しく日本酒を楽しんでいただけます。
特別なお家時間を、ワンランクUPさせてみませんか? -
- 「無添加ゆずジャム」を使ったカクテル『アマロ・アモーレ(苦い恋)』(左)
もちづき農園の「すもも貴陽ジュース」を使ったカクテル『富士川サンセット』(右) - 【実際に日本酒カクテルを試した方々の声(一部抜粋)】
・ストレートで日本酒を飲むのも美味しいけど、甘いものを飲みたいときは日本酒カクテルがいい。フルーティな飲み物も好きなので美味しかった。(20代女性)
・日本酒は苦手だけど、日本酒カクテルなら飲める。(20代男性)
・純米大吟醸も、日本酒カクテルも、特別純米酒辛口も全部美味しい。(20代女性)
・辛口だけど、カクテルにすると意外に美味しくてびっくりしました。もっと色んな日本酒を飲んでみたくなりました。(20代女性)
・一緒に食べるツマミが日本酒だと限られるが、カクテルベースにすることで選択肢が広がって良かった。(30代男性)
・最初は日本酒の味がするけど、その後は甘いジュースのように飲めたので、日本酒も楽しめつつ、美味しいカクテルを飲んでる気分でした。(20代女性) -
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忍沢養殖場「富士の介」
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- 富士川支流の戸川上流の渓谷で、川魚の養殖を家族5人で行う忍沢養殖場。
キングサーモンとニジマスを掛け合わせた山梨県オリジナルの魚「富士の介」をはじめ、ヤマメやイワナ、オリジナルブランドの「甲斐あかね鱒」などを養殖しています。
富士川町で育った地魚。同じ水で育った「肴」です。
お酒を呑んだ後の〆にピッタリな富士の介の新商品「ZUKE(漬け)」シリーズなどをご紹介していますので、春鶯囀のお酒とともに是非お楽しみください。 -
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地酒蔵元「萬屋醸造店」をご存知ですか?
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- 萬屋醸造店の創業は、寛政2年(1790年)。初代当主・萬屋八五郎が、現在の地に酒蔵を開いたことに始まります。
当時の酒銘は「一力正宗(いちりきまさむね)」。萬屋の「萬」は「万」と表すため、「万」を分解した二文字「一」と「力」に由来します。 - 富士川町(旧増穂村、旧鰍沢村)はその昔、静岡と甲州(現山梨県)を結ぶ富士川舟運の要衝の地として栄えました。駿信往還と駿州往還の交わる地点に位置していた富士川町は、山梨県の玄関口・流通の拠点として大きく発展し、周辺の農村部ではその影響を受け、養蚕・桑栽培が盛んに行われていました。また、当蔵のみならず多くの酒蔵が、その周辺で酒造りを行っていました。
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文人「与謝野晶子」所縁の酒蔵
- 六代目当主、中込旻の弟純次の師である、与謝野鉄幹・晶子夫妻が甲州の旅をされた際に当蔵へ立ち寄り、お酒の味と香り、そのたたずまいを讃え
「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」
と歌を詠みました。
創業より「一力正宗」の酒銘で販売していましたが、この詩に深く感銘を受け、これを機に「春鶯囀(しゅんのうてん)」と改名し、現在に至っています。 -
- 与謝野晶子の歌が刻まれた石碑
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萬屋醸造店が迎えた大きな転換期
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その1:新型コロナウイルスによる環境の変化
- 様々な業界が影響を受けている新型コロナウイルスの蔓延。
飲食店での酒類提供の自粛や停止要請など、酒類業界は今までに類を見ないほどの打撃を受けています。
萬屋醸造店でも、お取引先の酒屋さんや飲食店、お土産品を販売するお店への販売規模が目に見えて減少しています。
今までと同じことをしていても、この状況が好転することはない。何か新しいことにチャレンジをして自ら打破していかなくてはいけない。そのためにはどうするべきなのか?社員一同で頭を悩ませました。 -
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その2:杜氏の交代による、新たな酒造りの挑戦
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- 新に就任した芦沢杜氏
- 萬屋醸造店では代々、長野県諏訪市周辺を出身地とする「諏訪杜氏」を迎えて酒造りを行ってきました。これまで田中杜氏が十数年酒造りの指揮を執ってきましたが、2019年に引退。替わって、萬屋醸造店の歴史上初めての社員杜氏となる芦沢杜氏が就任しました。
これまでの諏訪杜氏の伝統を受け継ぎつつ、現代風の新しい嗜好を取り入れた酒造りを目指し、芦沢杜氏が試行錯誤しながら、新たな春鶯囀を醸します。 -
- 芦沢杜氏と蔵人による、種麹の蒸米への散布
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その3:ラベルデザインの大幅刷新
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- 今まで春鶯囀のラベルは、それぞれの商品の味わいやイメージに合わせて、また歴史や酒造りに対するまっすぐなこだわりを感じていただけるよう、様々なデザインを施してきました。
今回発売する新商品を皮切りに、これまでのラベルデザインから、「春鶯囀のお酒」だと一目見て分かるように、大きく刷新することにしました。今までの「春鶯囀」のイメージを変えることにもなる、大きな決断でした。
「今まで春鶯囀を愛していただいていたお客様が離れてしまったらどうしよう。」
そんな不安もありますが、新たなスタートを切る萬屋醸造店を皆さんに知っていただく。そのために決断した、社運を賭けたチャレンジです。 -
- 新しいラベルデザインイメージ
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萬屋醸造店から皆様へ
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杜氏 芦沢より
- 当蔵のお酒はキレがよく、しつこくなく飽きない味。のど越しは辛口な味に寄り、お米の旨味が感じられる食事に合うお酒にこだわっています。
呑んだお客様が「なるほど。流行りのお酒ではないけど、是非定番のお酒にしたい」と思っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。このお酒を醸せるのも、酒米を知り尽くし、冬場酒造りを手伝っていただける契約農家の方々のご協力と、春鶯囀を楽しく笑顔で呑んでいただけるお客様のお陰です。是非ご堪能ください。 -
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社長 玉川より
- 今回、一目見て春鶯囀の商品だとわかるデザイン刷新は勿論、将来の萬屋醸造店のあるべき姿、それを実現する方法、その結果お客様が春鶯囀に感じていただける価値など、一貫した概念を社員と一緒に決めました。
日本酒が主役ではなく、呑む人を主役にするお酒を、是非ご堪能ください。 -
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁じられています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
お酒は適量を。