>工房で織られた作品
>本プロジェクトで先行予約をお受けする製品(参考写真:試作品)
ヘリンボーン(杉綾織)
レース織
透かし織
>このプロジェクトについて
- 「メコンブルー」はカンボジア人女性のヌオン・チャンタさんによって創設されたシルクブランドです。
2001年に「読み書きのできない女性の自立支援」を目的に立ち上げられたこのプロジェクトは、この十数年で目覚ましい進歩をとげ、これまでユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の手工芸部門で3度の栄冠に輝きました。 - 女性の自立支援という意義にとどまらず、カンボジアの伝統工芸を受け継ぐ高い技術や、ファッション性の高いモダンなデザインが評価され、一歩一歩成長してきました。
- これまで東京藝術大学で染織を専門に学ばれた海老塚季史さんを2度派遣、技術協力を行い、テクスチャ(織りの質感)のレベルをアップしました。
- これによりレース織、透し織、ヘリンボーン(杉綾織)といった従来なかった織りの技術が伝わり、新たな作品が誕生しました。
メコンブルーをより多くの方に知っていただくため、本プロジェクトを立ち上げました。 >ごあいさつ
- はじめまして、高橋邦之と申します。私は開発途上国の課題解決につながる製品の流通をサポートするNPO法人「ポレポレ」の代表を務めています。
- これまで、エストニアのおばあちゃんが作るニット製品のネット販売などをサポートしてきました。そんな活動の中で出会ったのが、「メコンブルー」の創設者であるヌオン・チャンタさんです。
カンボジアは1975年から始まった16年にもおよぶ内戦により、あらゆるものが破壊されてしまいました。特に農村部では、人口の30%が1日1ドル以下で暮らすという貧困状態にあり、また女性への教育が軽視されているため、読み書きができないまま大人になる方が大勢います。
そういう状況を、仕事を通じた女性の自立支援という形で変えようと動き出したのがこのチャンタさんです。彼女はシルクや織物についてまったくの素人だったにも関わらず、15年間のたゆまない努力により、これまで500人以上の女性と子どもたちの生活を支える事業にまで成長させました。 - 「メコンブルー」のシルクストールは、日光による色あせや洗濯などによる色落ち度合いを調べる「染色堅ろう度」という品質検査において、5段階中「4~5」という評価を得ています。「3」以上あれば百貨店に納品できるレベルなので、これは相当な高品質と言えるでしょう。
- 日本では、「ソーシャルプロダクツ・アワード2015(一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会 / 経済産業省後援)」を受賞したり、そごう横浜店で常設の売場を持つなど、少しずつ評価を得始めています。
しかし、まだ目標を達成したわけではありません。
メコンブルーを通して、貧困地域で困難な生活を強いられていた女性たちを輝かせ、勇気づけ、彼女たちとその子どもたちの人生を変えられるということをより多くの人に知って欲しいと私たちは考えています。 >メコンブルーとは
- カンボジアの伝統的なデザインに新たな息吹を吹き込むとともに、貧しい農村地帯の女性たちに読み書きと絹織物の技術を教え、自立を支援することをめざして誕生したブランド。紡ぎ、染め、織り、すべて手作業。ひとつの織物が完成するまで90日かかるものもあります。
- メコンブルーの売上は、織り手さんの給与だけでなく、識字教育、シェルター、医務室、昼食支給、保育所など、女性とその子どもたちのために使われます。
- 織り手の女性達はオーナーシップ(強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢)があり、誇りを持って働いています。リーダーだけが頑張っていたり、私たちがいないと生産がストップするというようなことは、まったくありません。
- 工房は国境沿いのへき地にあり市場へのアクセスが困難です。
ガイドブック「Lonely Planet」には「見るべき場所は何もない」と書かれているほどで、経済発展はおろか開発援助からも取り残された最貧困地域です。
リーマンショック以降、欧米のフェアトレード市場は縮小する一方でオーダーが激減してしまったそうで工房は半分も稼働していませんでしたが、現在、日本からの注文で少しづつ回復しつつあります。
日本でマーケットを作ることで、彼女たちは身に付けた高い技術力で自立することができます。
これからますます発展していくであろうこのブランドを、みなさんとともに応援していけたらうれしいです。 >NPO法人ポレポレとは
- ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり」という意味。
新興国の作り手や文化に寄り添い、伴走しながら、職人への技術協力、手工芸品の流通支援などを通じて、社会的課題の解決に取り組んでいます。 - メイクアップのワークショップの様子。ユーザーより未使用の化粧品を募り、メイクアップアーティスト鵜川友美さんのご協力をあおぎ、実現。
- メコンブルーの生地を使ってウェディングドレスを作った方もおられます。
- NPO法人World Theater Projectとの共同プロジェクト。
工房のある地域の子どもたちに映画を届けるという初の試み。 - 作り手と使い手を結ぶ、心の交流を掲げ、単なる開発援助にとどまらない手作り感のあるプロジェクトを実施しています。
>メコンブルー創設者 ヌオン・チャンタ
- 20年以上に及ぶ難民生活を送ったのち、「国境なき医師団」で看護婦として勤務。内戦後の荒れ果てた祖国を見捨てることができず、復興支援に関わったのち、エイズで死にゆく女性たちを看取るホスピスを開く。その多くは、貧しさのあまり教育が受けられず、売春婦として生計をたてざるを得なかった女性たちであったことから、このままでは負の連鎖を止められないことに気付き、地元の女性たちと共に、読み書きのできない女性の自立を支援するためのNPO「Stung Treng Women’s Development Center(以下SWDC)」を立ち上げた。
>染織の専門家 海老塚季史
- 2013年、東京藝術大学大学院染織専攻修了。現在、東京藝術大学美術学部染織研究室で教育研究助手として勤務。糸や布、旅行の際に集めたものなどを使い織りという技法で作品を制作、発表している。
>写真家 鈴木 竜一朗
- 1984年静岡県生まれ。写真家。東京綜合写真専門学校卒業。
生物学や民俗学などの領域に関心を持ち、様々な土地に出向き撮影をしている。近年は剥離式ポラロイドフィルムを用いた作品を創作。その他にも音楽、舞台美術、ファッションなど、幅広く撮影を行なう。 ▼お客さまのお声(一部)
- 私は始めチャリティーのつもりで買ってみました。
でもストールを手にとってみてそれが大変な間違いであることに気づきました。
ストールは本当に素晴らしい色と手触りだったからです。
この冬はパーティーや会食の席には欠かせないものになりました。
張りと艶のあるきれいなピンクは気持ちまで明るくしてくれます。
織手の皆さんありがとう。あなた達の仕事は素晴らしいです。
私は海外駐在中なので手に取って見ておりませんが留守宅の妻と娘で取り合いになっているようです。
取り合いの決着がつかなくければもう一枚お願いすることになるかもしれません。
その際はまたよろしくお願いします。
メコンブルーのストールですが、旅行の際やちょっとしたパーティーの時などに活躍してくれています。
やはり、「想い」の詰まった製品はひと味もふた味も違いますね。
素晴らしいストールに出会えたことを嬉しく思っています。
次は、大切な人へのプレゼントで贈ろうかなぁと考えています。
その際は是非、ご指導くださいませ。
元同僚の「いいね!」で知りました。
選ぶのも楽しいすてきな買い物がカンボジアの女性の自立につながるなんて、素敵ですね。
この度は父の日のプレゼントに間に合うよう、しっかりお届けいただきまして、どうもありがとうございました。
就職して一年経った娘。これまでの父の日は、ハンカチ程度でお茶を濁していましたが、今年はお父さんが本当に喜んで身につけてくれそうなものを贈ろうと少し奮発し、この度は母娘二人からのプレゼントとすることに致しました。
ストールを手に取り、その風合いの素敵さに、夫ともども、すっかり魅了されました。
これからも、これぞという方へのプレゼントに、そして自分のためにも(!)、活用させていただきたいと思います。
何かと大変なことも多いかもしれませんが、ぜひ末長く、この素敵なショップをお続けになっていってくださいませ。 >ストールで世界を変えるプロジェクト
- 「カンボジアの伝統的なデザインに新たな息吹をふきこみ世界中に伝えたい。 読み書きのできない女性に職人として技術を身につけてもらうことで 尊厳をもたらし貧困からも解放したい」
このストールは絹糸を紡ぎ、染めて、織って、製品になるまで、すべての工程でカンボジアの女性たちの手間と愛情がかかっている特別な1枚です。
メコン川沿いにある小さな工房から生まれたシルクブランドのさらなる発展に、ぜひ皆様のご支援・ご協力いただけると幸いです! - プロジェクト商品はメコンブルーの販売会社「有限会社ラ・フェリア」より発送いたします。
予めご了承下さい。