この商品について
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【限定10個】琉球古典焼ビアカップ(銀加工)
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- 「日常の器」が主流となった現代のやちむん業界において、見かけることが少なくなった【琉球古典焼】。今回はその琉球古典焼の特徴を活かし、これらの技術技法を駆使した「新しい琉球古典焼」の解釈で器を表現します。
琉球王朝時代から続く壺屋焼の進化 ー時を味わう器ー
【素材】
沖縄の陶土
真鍮や銅をベースにした手作りの釉薬
※釉薬の色は手作りのため、写真と風合いが若干異なることもあります。
【本体サイズ】
口径 約7.5cm 高さ12cm 幅14cm 容量360ml
【本体重量】
約480g -
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最もこだわった釉薬の表現
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- ビアカップの中の釉薬は、真鍮と米の籾殻を混ぜて作った壺屋焼の伝統的な釉薬である「緑釉」をベースに新たに調合を行いました。
何層にも重なった緑や青の釉薬が、表の金属的な釉薬とは全く違った、奥深い表情に仕上がりました。
今回最も難しかったのが、カップの表に用いられてる、金属のような釉薬の表現です。
火の当たり具合によって色が変わってしまうため、今回の色を確実に出せる窯の場所を見つけ出すまでに、数十回の焼成のテストを経て完成しました。
また、より一つ一つの器の変化を感じられるようにするため、焼成後も特別な加工をして仕上げています。 -
手作りならではのいびつさ、ゆらぎを活かす
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- 出土されたような風合いや経年変化した質感、陶器特有の自然現象による亀裂やいびつさをそのまま活かし、エンブレムである山羊の紋章を生々しく浮き立たせることで、より一点ものとしての価値を高めました。
ー山羊の意味ー
山羊というのは昔から、沖縄の人びとの生活を支える糧でした。
祝い事の際には、山羊を潰しご馳走として振舞われている伝統は今も続いています。
沖縄の人々の生活を支え、縁起物の象徴でもあった山羊をモチーフにエンブレムとしてデザインし、琉球古典焼でよく用いられた「タックワーサー」という技法で施しました。