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【商品ご提供予定時期の変更のおしらせ】 当初、11月初旬に商品のご提供を予定していましたが、 諸事情により、12月初旬に商品のご提供を変更させて頂きます。 プロジェクト開始後に、ご提供時期の変更で、すでにご購入して頂きましたお客様には、 大変、ご不便おかけし申し訳ございません。 何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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繊維の街【群馬県桐生市】で制作したこだわりの逸品でオシャレを楽しんで欲しい!
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“桐生” ~Ducatoのモノ創りの故郷である桐生に焦点を置く~
- デザイナー自ら桐生に出向き、桐生について調べ、桐生のモノ創りのこだわりとデザイナーのクリエイティビリティを融合させて、過去にあったものを新しく進化させたり、今まで見た事のないものを創造しイチから創り出します。
桐生の得意技を使い、もっと進化させるのか?はたまた桐生では今までできなかった事にチャレンジするのか?デザイナーが桐生をテーマに着目する視点はどんなところなのでしょうか?それぞれデザイナーの個性が商品に生まれ変わります。 - 桐生市北西部の水道山公園から桐生市街地を一望
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STUDIO "Ducato"
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- もっと自由に、もっと深く、もっと価値を見出せるモノ創りをしたい。
1940年からネクタイを創り続けて得られた技術、感性、そして五感の全てで、「心地よい」「美しい」ネクタイを創ります。
Ducatoでは漠然としたテーマを数人のデザイナーさん達に与え、それぞれが連想した好きな商品を1つずつだけ創ってもらいます。たった1本の商品が時間をかけて完成するまでを、一緒に創っている気分で味わってください。 -
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世の中に無い特別な一品を創りたい。伝統技術と伝説を掛け合わせたシルク100%のストール
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- アパレル不況から相次ぐ機屋の廃業の流れ。どうすれば生産地を応援できるか…付加価値のある特別な一品を創りたいそんな想いが込められたシルク100%のレディースストールです。
暗い話題が多い現代の苦労・逆境と、困難に立ち向かった白滝姫の伝説を重ね合わせて作られた、シルクスフレストールをお楽しみ下さい。
幅 60cm × 全長 195cm / シルク 100% / 日本製 -
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- 白瀧神社(しらたきじんじゃ)
桐生に織物を伝えた“白瀧姫”を祀る神社です。
遥か昔、京都から織物の製法を伝えたという「白瀧姫」をまつる神社です。 -
- 降臨石
昔、耳をあてるとその中から機音が聞こえていたが、不心得者が雪駄を履いて上がってからは止まってしまったとの言い伝えがある。 -
- 白瀧姫
京都へと出仕した当地の男が見初めたのが官女白瀧姫。
身分違いの恋でしたが、男は見事な和歌の腕を披露して妻帯を認められ、白瀧姫を故郷へと連れて帰ったのでした。そうして白瀧姫は里人に養蚕と機織を伝えたのだそうです。 -
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生産地を応援したい、世の中に無い特別な一品を創りたい。そんな想いから生まれた、シルクを起毛させた上質なストールです。
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- 〈Ducato Kiryu "Timeless Stall Silk Souffle" デザイナープロフィール〉
COKO
武蔵美を卒業後、日本でネックウエアのデザイナーになり10年後渡米。F.I.T(ニューヨークファッション工科大学)ファッションデザイン学科を卒業し、ニューヨークで著名なコンテンポラリー婦人服のデザイナーとして7年間在籍。帰国後ネックウエアのチーフデザイナーとしてアラ商事に在籍中。得意の歌は渡米前も渡米後もキューティーハニー!(ぶれてない) -
今回のストールのコンセプトは?
- 桐生が何故絹織物の産地になったのかと言う歴史を調べているうちに、白滝姫の伝説を知りました。
平安時代の着物や文化の発展が華々しい時代の京都の城で生まれ、その美貌から宮中でもてはやされていた白滝姫が、選ばれて京都の城に奉公に来ていた群馬桐生出身の男の元に嫁ぐ事になりました。そのとき白滝姫が自身の着物を作るために京都の織物技術を桐生に持ち込んだと言う伝説です。
想像すると、姫は遠く離れた地に住むことになり、華やかな京都への郷愁を織物にこめ一生懸命にうちこむ事により新しい土地の人々と関わり、自分もこの地の役に立ちたいと考えたのかもしれません。
嫁いだ時には、すでに教養として白滝姫は織物の技術を身に着けていたそうです。とはいえその当時、新しい地で一から織物をはじめるのはさぞかし苦労も多かったに違いないと思います。自ら織物を人々に教え、後に織物の産地として桐生が栄えるきっかけを作ったエネルギッシュな白滝姫の伝説は感慨深いものがあります。
美しく、開拓精神のある伝説の白滝姫へのオマージュとして平安時代の宮廷着物ファッションと現代の桐生の織物の技法を掛け合わせ、シルク100%のストールを作りました。 -
素材や生地、仕立ての特徴は?
- 平安時代の宮廷で見られる着物は、色使いやおしゃれの見せ方に凝ったディテールがあります。 女性の着物にみられる襟元や裾のあわせ部分は全体面積から見るとほんの小さな部分ですが、幾重にも重なった袿(うちき)の色の組み合わせで季節感を取り入れ、着物を楽しんでいました。
今回は縦糸に秋の初めの装いの紅花色の濃淡3色、白(生絹)蓼藍x黄の5色をグラデーションで表現した特殊な縦をかけて表現し、着物の裾のようにストールの端の抜き房にこの色が鮮やかに出るようにデザインしました。
平安時代に若い女性の着用していた着物のあわせの色として、絵巻に描かれているものを参考にしました。時代背景から白滝姫も宮中で目にしていたのではと思います。 横糸にはモノトーンの淡いグレーから生成りまでのグラデーション配色で絹紡を織り込み、そのあと生地全体を起毛させ温かみのある薄くてしなやかな絹のストールを作りました。
起毛した部分は縦糸と横糸がミックスして柔らかな色目に仕上がり、房の部分は抜き房にして縦糸のグラデーションの色がそのままカラーが出てアクセントになっています。 -
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製作過程で苦労したことは?
- 縦糸に色のグラデーションを使用して、横糸にモノトーンの糸をグラデーションで織り込んだ生地を起毛してストールは作られます。経糸も緯糸もグラデーションしかもそこに起毛をかけるのですが、ここまでデリケートな作りのものは初めてのことで、起毛の加減などにより色がどのくらい出るのかはっきりわからず心配でした。
今回の特殊なグラデーションの縦糸を用意するのも時間がかかりました。 特にアルファテックスで気を使っていただいたのは、経の色5色をうまく隣の色とぼかしながら調和させるように、自然に見えるように糸の割合を少しずつ変えていただいたところです。時間が通常の単色経とは比べ物にならないほどかかり経糸成型機を独占してしまいますので、工場泣かせでした。
また起毛の工程でも、デリケートな素材であるシルクに起毛をかけるのは非常に高度な技術が必要とされます。起毛を専門に行っているベテランの職人さんの判断によって、湿気や気温を加味して起毛の加減が調整されます。そのような環境の中シルク起毛は作られるのですが、ロットの関係で試しにサンプルで1m作るなどということができないので、一気にある程度の量を制作しなければならず、うまくいくか本当にドキドキしながらの作成でした。
失敗すると非常に痛手があるプロジェクトでしたが、幸いにも1回目で思っていたようなものが出来上がったのでよかったです。 -
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出来映えについての感想は?
- 非常に満足しています。 縦横のグラデーションが滑らかにきれいに出ているところと、シルクの光沢が起毛してもうまくできているので、思っていた以上の良さが商品にでたように思います。
生地の構造は薄手に作っているので全体的に軽さとしなやかさがあり、手触り良く仕上がっています。 タテ色の着物の色の組み合わせに和のイメージが出ながらもモダンな感じに仕上がり、平安時代と現代のデザインの掛け合わせができたのではないかと思います。 -
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どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?
- モードなイメージのシンプルなニットとワイドパンツに羽織ったり、または首元にボリュームを持たせた巻き方でシンプルなノーカラーのコートに合わせたらきれいかと思います。和装の時に、肩からふんわりかけるのも良いかと思います。
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モノ創りの原点に立ち返り、今まで作った事の無い、真っ白のネクタイを作りました。
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- 織物の聖地、桐生の伝統を現代風にアレンジした無地ネクタイです。カラー・立体感・凹凸・組み合わせ等…シャープなラインやモダン、これらをコンセプトに作ってみたいと思いました。
大剣幅 8.0cm / 全長 145cm / ウール 58% コットン 42% / 日本製 -
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カラー・立体感・凹凸・組み合わせ等…シャープなラインやモダン、これらをコンセプトに作ってみたいと思いました。
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- 〈Ducato Kiryu "Architectural White" デザイナープロフィール〉
PLUM
山脇美術専門学校でインテリアデザインを学び卒業後、アラ商事に入社。数年後働きながら節モード学園に通い、スケッチやドローイングを学んだ経歴を持つエネルギッシュなデザイナー。昨年長女が産まれ2児の母になり、公私共にパワーアップし、ベテランデザイナーとしての風格も出て来ました。細かい事は気にしない大らかな性格ですが、商品制作面では繊細さと感度の良さでどんなテイストでも上手くこなし、実力を発揮します。 -
今回のタイのコンセプトは?
- 商品の製作イメージは建築物からのインスピレーションをうけました。ファブリックの組織同様に、建築物の壁面等の装飾やカラーも時代と共に変化しファッション性も含んでいると、街の様子を見て興味深く感じました。カラー・立体感・凹凸・組み合わせ等・・・シャープなラインやモダン、これらをコンセプトに作ってみたいと思いました。
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素材や生地、仕立ての特徴は?
- 先ずは“色”に拘り、今まで作った事の無い真っ白のネクタイを作りたいと思いました。建築物からのインスピレーションもあり、壁面の冷たさやシャープ感で白の潔さを表現し、ファブリックに関しては建築物に見られる様な凹凸感とカーブする様な膨らみのある立体感を無地感で表現し、しっかりとしたクオリティにしたいと思いました。
生地を膨らませる為に組織・糸の組み合わせを工夫しました。組み合わせによって縮む効果のある糸でデザインを浮かせ膨らんでいる感じをイメージし、組み合わせて織りあげました。 -
製作過程で苦労したことは?
- 最初に考えたデザインでは柄を浮かせ、膨らみをつけるには適せず、イメージしていたボリューム感や凹凸感が表現出来なかったのでデザイン修正となりました。生地のイメージを優先にデザインを再度作り直しました。
最初のデザインよりデザインを拡大し膨らみを付けられる様に大胆なファブリックにしましたが、実際に生地の凹凸やボリュームが出るか進めて行かないと分からないので、試行錯誤の連続でした。
また、色に関しても問題がでました。糸の色がイメージしていた真っ白ではなく、どうしても黄色になってしまう事です。糸の素材の種類によって色味が違い、最終的には織り上がった生地を2段階の後加工を施し、白にすると言う工程を踏む事になりました。先ずは白にする為のさらし加工をし、更に白を保つ為の黄変防止加工を施しました。(白に染まった生地が時間の経過と共に変色しない様、防止する加工)
イメージする白になるか不安はあったが色にも拘りたかったので、機屋さんと相談しながら進めました。 -
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出来映えについての感想は?
- 生地の風合い・膨らんだ感じはイメージしていた物となり満足しています。 色にも拘りましたが、今のファッションの流れの中で白は再重視されていると思います。理由は小物・アクセサリーで真っ白のアイテムはインパクトや潔さもあり、何か惹きつける要素があるのではと考えています。
この商品を実際に手に取っていただいた時に、その様に感じて選んで頂けたら嬉しく思います。 -
どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?
- 素材的にはマットな感じなので、カジュアル・クラフト感のある様な素材感のジャケットに合わせていただいたり、ベージュ系やシルバー等の同系色トーン×トーンのスタイルにワンポイントとして遊びのあるスタイリングで品良くコーディネイトしていただけたらと思います。
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STUDIO Ducato オリジナルパッケージにお入れし、ご発送致します。
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ありふれたモノではなく、こだわりの逸品を追求しました。
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- 同じような商品の大量生産ではなく、こだわりを詰め込んだ特別な逸品を追求しました。
古くから絹織物の町、山や渡良瀬川に囲まれた風光明媚な町な桐生にスポットを当て、山間にたなびく朝霧、その無形の自然現象の美しさ…多彩な色を感じる雲や霧の中で感じるグレー…
そんなニュアンスあるグレーを、霧と自然をモチーフに表現しました。
大剣幅 8.0cm / 全長 142cm / シルク 100% / 日本製 -
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グレーでありながら多彩な色を感じる雲や霧の中で感じるグレー、ニュアンスのあるそんなグレーを追求しました。
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- 〈Ducato Kiryu "City of Fog" デザイナープロフィール〉
K.Y
武蔵美の絵画科を卒業。卒業後デザイナーとして日本の企業で働き、画家の夢を棄てきれず数年後に渡仏。パリの美術学校(アトリエ)に入り16区ミラボー橋の近くで2年間暮らし、志し半ばで日本に帰国。帰国後はネックウエアのチーフデザイナーとして活躍。アラ商事に在籍して早20数年です。座右の銘はフランスの標語である自由.平等.博愛.?ポエジーを愛するロマンチックなおじ様です。 -
今回のタイのコンセプトは?
- 桐生といえば古くから絹織物の町、山や渡良瀬川に囲まれた風光明媚な町で、私たちも古くからネクタイ生地をお願いしている・・・今回その自然にポイントを絞って桐生について調べてみました。
すると桐生の地名の由来でなるほど! 「霧が多く発生する土地」 霧生 という記述を発見。 その地名の由来を今回のテーマに、霧の街桐生というサブタイトルでデュカートを掘り下げてみようと思いました。
さて僕は時々山に登るのですが、すぐ目の前に湧き上がる雲や、昼にはあとかたもなく消えてしまう山間にたなびく朝霧、その無形の自然現象の美しさにいつも心奪われます・・・・。
グレーでありながら多彩な色を感じる雲や霧の中で感じるグレー、ニュアンスのあるそんなグレーを霧と桐生の自然をモチーフに表現できたらと思います。 -
素材や生地、仕立ての特徴は?
- 色彩を感じるグレーをどう表現すればいいのか・・・・。
赤、青、黄の絵の具を混ぜ合わせると、その配分でニュアンスのあるグレーの色ができます。そのイメージをシルクの糸を使っても出来るのではないだろうか?今回は実験的にそこから初めてみました。
織物の基本になる緯糸には赤(マゼンタ)青(シアン)黄(イエロー)の糸を同時に撚り合わせ、一本の糸にしたものを使用します。 経糸には無地のグレーを使い、いくつかの組織で織り上げてみて一番イメージに近いグレーとなったものが今回ネクタイ生地のベースになっています。 -
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製作過程で苦労したことは?
- 桐生は中心部に渡良瀬川が流れ、吾妻山、鳴神山をはじめ多くの山が周りを取り囲む盆地になっています。吾妻山を背景に桐生の情景を具体的にすぎない程度に霧とのグラデーションをどんなふうに表現したらいいのか・・・・・。 また、緯糸で出しきれない縦方向のグラデーションをどんな形で表現するのがよいのか試験織を繰りかえしながらの進行になりました。
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出来映えについての感想は?
- 修正を重ね、それでも織物(製紋)での霧表現に納得がいかず、織りあがった生地の上にプリントで霧の陰影を表現することになりました。
ジャカードでは難しかった暈かしを桐生の山々のシルエットに重ね、また川面に重ねたことで少々固かった輪郭に柔らかさが加わり、よりグレーのグラデーションに深みが加わりました。
最終の整理で生地にしなやかさを与えたことで印象は和らぎ、霧に包まれた桐生の印象が半抽象のシルエットの中に表現されたのではと思います。 -
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どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?
- ファッションの全体的流れはトラディショナルの傾向ですが、少しずつ時代はエレガントモードに移行しています。 コーディネートとしてはグレーを基調としたモード感のあるスーツに、陰影のあるこの ネクタイを合わせてグレーのグラデーションの表現をお楽しみいただければと思います。
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STUDIO Ducato オリジナルパッケージにお入れし、ご発送致します。
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- 今回は果実の中でも苺をモデルに、絹の光沢感・桐生織の繊細さを活かし、 都会とは正反対の自然物を表現する事で、新しさを感じるネクタイになると考えました。
大剣幅 6.0cm / 全長 145cm / シルク 100% / 日本製 -
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苺をモデルに 絹の光沢感・桐生織の繊細さを活かし、新しさを感じるネクタイを。
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- 〈Ducato Kiryu "Fruits" デザイナープロフィール〉
totototo
高校時代に衣服に興味を持ち、東京造形大学テキスタイルデザイン専攻に入学。卒業後、メンズのネックウェアのデザイナーとしてアラ商事に入社。趣味は映画と漫画と絵本、物語が好きです。いつまでもモノをつくる事をしていきたいです。獺祭が好きな甘いマスクの持ち主。 -
今回のタイのコンセプトは?
- ネクタイはビジネスで使用するもの、というイメージがあります。これは軍服から発展してきた歴史を考えれば必然的な事かもしれません。
しかしビジネスとカジュアルの境界線が曖昧になる今、ネクタイに求められるのは気軽に楽しめるというファッションアイテムとしての視点ではないかと思います。 その為に「木から実るタイ」というファンタジックなテーマでネクタイを果実に見たてる事によって、仕事で使用するという感覚ではなく、果実を楽しく選ぶ感覚。つまりはファッションとして、またはコレクション・雑貨の様な感覚で、今までネクタイに興味のなかった人にも手に取って頂けるではないかと考えました。
今回は果実の中でも苺をモデルに、絹の光沢感・桐生織の繊細さを活かし、 都会とは正反対の自然物を表現する事で新しさを感じるネクタイになると考えました。 -
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素材や生地、仕立ての特徴は?
- 桐生の絹織物を活かし、苺の光沢感・凹凸感の表現にはこだわりました。中でも凹凸感は本物の苺のディテールに近づける為、光沢感を感じる織物の組織をベースに、凸部分の裏に太糸を打ち込み、桐生織の八丁撚糸という強撚糸を全体に加える事で、苺に近い繊細な凹凸感を表現しました。
種部分はミックス感のある太糸を使用し、種の感じを残しつつメランジ感が架空の苺といった様なファンタジー要素を加えています。 桐生の絹織物技術で作られた苺です。 -
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製作過程で苦労したことは?
- 苺の様な凹凸と光沢という、2つの要素を共存させる事が意外に難しかったです。
光沢感を出すためシルクという素材を使う事は必須でしたが、シルク自体が繊細な素材な為、極端な凹凸を表現するのが困難でした。 強撚糸を使用する以外にも、さらに凹凸感がでないか試行錯誤を繰り返しました。 -
出来映えについての感想は?
- 最初にイメージした通り、面白いモノができたと思います。個人的にはネクタイとして締めずに、家にインテリアとしてコレクションしたいぐらいです。
しかしそう考えた時に心残りなのが、苺以外のフルーツネクタイが作れなかった事です。苺の他にブドウやオレンジ、ドリアンなんかも面白いかもしれません。いろんな種類のフルーツネクタイがあれば、コレクションとして並べてもどれを締めようかと朝選ぶ際も楽しいはずです。 次の機会にそんな他のフルーツネクタイを手掛けられたらと思います。 -
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どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?
- ビジュアルイメージとしては、ウェスアンダーソンの映画「グランド・ブダベスト・ホテル」の様な、リッチでありながらどこか不思議で可愛らしさを持ったファンタジーな世界観です。
鮮やかな果実の様な色彩をアクセントに大人らしさと可愛らしさを共存させた、今までのネクタイの概念に囚われない着こなしをして頂きたいです。 -
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STUDIO Ducato オリジナルパッケージにお入れし、ご発送致します。
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ネクタイメーカーが考える「生地感」と「締め心地」を追求しました。
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- 手段として桐生織の技法を、工芸品にはならずスーツに合わせやすいネクタイを創ることを一番に考えました。 トレンドの凹凸感のあるジャケットのような表面感と着心地の良さを、「ネクタイとして追求したい」「ネクタイらしい繊細さをオンして表現したい」という2つを軸に進行しました。
大剣幅 8.0cm / 全長 145cm / シルク 100% / 日本製 -
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手段として桐生織の技法を、工芸品にはならずスーツに合わせやすいネクタイを創ることを一番に考えました。
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- 〈Ducato Kiryu "Kiryu Ori" デザイナープロフィール〉
ビ・エルサ
生粋のネクタイ屋として、ん~十年。 南米サッカーと西アフリカの打楽器をこよなく愛し、作り上げてく空気感が大好物。伝統と新しい感覚を融合させ、こだわりあるネクタイ作りを目指しています。 -
今回のタイのコンセプトは?
- 「桐生」というテーマの中で、手段として桐生織の技法を、工芸品にはならずスーツに合わせやすいネクタイを創ることを一番に考えました。 トレンドの凹凸感のあるジャケットのような表面感と着心地の良さを、「ネクタイとして追求したい」「ネクタイらしい繊細さをオンして表現したい」という2つを軸に進行しました。
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素材や生地、仕立ての特徴は?
- まず、凹凸があって締め心地がよいネクタイを作るためにはどんな生地にすれば良いかを、いままでの経験値から熟考しました。
そこで、「ふわっとしてギシッとした持ち感」の生地を創ることにしました。 生地に凹凸感とネクタイの繊細な表現をする為に、帯を織る際にも使われている桐生織の浮経織(うきたており)という技法に着目しました。経糸2色以上で、1cm間に経糸本数150本以上の高密度な生地を織るという技法を使い、柄はより綺麗に表現。地組織の凹凸に空気感を作ることが出来ました。
そしてよりボリュームアップし締め心地を上げるために、桐生伝統の八丁撚糸機で撚った絹糸も使いを使いました。 縫製にもこだわりました。生地に使用した絹糸の量は通常のものより多いので、落ち感は良いのですが重く感じます。軽さを出す為に裏地を付けない三巻仕様にしました。生地に凹凸がある為、剣先の巻き部分がかなり難しい縫製になります。熟練者の方に時間をかけて丁寧に縫って頂きました。
芯地・タイ巾やスタイルは数種類試作し、100%ウールの薄い芯地で一番生地とのマッチングが良いもの、Yシャツの襟におさまり良いもの、胸元のボリューム感の良いものを選びました。 凹凸感がある生地は締めづらいのですが、工夫を凝らすことによって、ノットがキュッと入り緩まないネクタイに仕上がりました。 -
製作過程で苦労したことは?
- 生地の凹凸感と締めやすさを追求するのに苦労しました。 柄は締めやすいシンプルな柄を考えていました。凹凸感を出すためには生地を縮ませる必要がありますが、縮んだ時に柄が歪んだり、位置が斜めに流れないように想定して紋を彫って頂きました。
シンプルな柄だからこそより精度を上げたいと考え、縮み率が分からない状態でのスタートだったので何度も直して頂きました。 また凹凸感をより出す為の八丁撚糸が生地を硬くします。持ち感に満足出来なかったので、特殊な整理をして頂きました。
イメージするものに近づいたのですが、更に生地に霧吹きしながら縮み感を調節して、凹凸感と持ち感のベストなところを探しました。最終的には、機場さんに追加の手作業をして頂きました。 -
どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?
- エレガントなスーツスタイルに合わせていただきたいです。 メランジ感のあるスーツにはとてもコーディネイトしやすいと思っています。
もちろん、シンプルな色柄なので、色々なコーディネイトで締めることを楽しんでいただけます。色気のあるネクタイに仕上がったと思っており、ドレスアップして過ごしたいと思われる時におすすめします! -
八丁撚糸機(はっちょうねんしき)
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- 桐生織・7つの技法のひとつ「御召織り(おめしおり)」で使われるヨコ糸を撚る機械です。
糸を通常より強く撚りをかける為に水をかけながら撚糸していく特殊な製法です。強く撚りがかかった糸を使用しているので、生地の表面は独特な凹凸感が出ている桐生織りとなっています。 -
STUDIO Ducato オリジナルパッケージにお入れし、ご発送致します。
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クリーニングについて
- ドライクリーニングをおすすめしています。
家庭で洗濯をすると伸びたり型くずれを起こしやすいので、クリーニングに出すことがおすすめです。クリーニングは、石油系溶剤を用いたドライクリーニングを行ってください。
但しシルクの場合頻繁なクリーニングは風合いを損ねることもあるので、原則としてクリーニング屋さんとご相談ください。
長くご愛顧頂く為に、連日の着用等商品への過度な負荷を避けていただくことをお勧めいたします。また汗や水等により、色落ち・色移りする恐れがあります。 -
よくある質問
- 1)お支払い方法について
クレジットカード(VISA/Master)によりお支払いいただけます。
2)お支払時期について
商品ご購入時に決済させていただきます。 -
スケジュール
- 10月1日プロジェクトスタート
11月28日終了
終了後、発送準備が整い次第リワードの発送開始
12月初旬に発送を予定 -
起案者情報
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- アラ商事株式会社
〒103-0016
東京都中央区日本橋小網町18-4
TEL 03(3639)0129
FAX 03(3639)0189
mail:ara-ec@aranet.co.jp
お問合せ プロジェクト担当:奥平(おくだいら)、菅原(すがわら)
自社オンラインショップ:https://www.aranet.co.jp/
楽天オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/ara/ -
生産工場紹介
- 今回のプロジェクトは群馬県桐生市にあるグループ会社のアルファテックスで生産しています。1954年からの創業で、今年で67年の歴史を持つネックウエアーを主とした製造織物工場です。
日本では珍しく、企画、デザイン、製紋、製織、縫製まで全て自社で行う事が出来る設備とスタッフを有しています。ジャカード織機を26台所有している事で、様々な糸種に対応可能となっています。
製造アイテムは、主にネクタイ、ストール、服地を生産していて、アパレルOEMや企業別注、スクールユニフォームアイテムの取り扱いがあります。
また縫製工場も桐生と館林に2拠点あり、最新のCAD-CAM、自動裁断機を導入しています 。 -
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