「オレの名はコブラ。左腕に精神銃(サイコガン)をもつ不死身の英雄さ」
- あの不朽の名作『COBRA』が寺沢武一先生監修のもと、連載開始40周年を記念したこれまでにないレベルのコラボ商品として、生産数限定の浮世絵になりました。
- 肉筆画で表現されているのは、記念すべき第一話「復活」からインスピレーションを受けた大首絵です。寺沢武一先生も認める絵師・石川真澄氏により古典的な浮世絵に再構築された凛々しい顔立ちのコブラ。さり気なく羽織っているのは、コブラが宇宙海賊だった記憶と本能を取り戻した時に着ていたレインコートです。そして後ろに浮かぶ三日月は、これから出会う宿敵クリスタル・ボーイの右腕をモチーフとしています。
そう、この大首絵はコブラが復活し相棒のアーマロイド・レディと共に運命に立ち向かうべく、再び宇宙の海原に旅立とうとするその瞬間なのです。 大人のファンに相応しい職人技が活きた「ホンモノ」にこだわりました。
- COBRAの洗練された世界観やデザイン、そしてキャラクターの完璧なスタイリングは、原作の大きな魅力のひとつです。一方で、浮世絵の魅力と先人から伝わる伝統という価値への敬意も忘れてはなりません。そのうえで、原作そのままを浮世絵風イラストで表現するのではなく、敢えて浮世絵の伝統的な表現方法に落とし込むことで「浮世絵版コブラ」を造形から再構築するというアプローチをとりました。
さらに、一流の職人の卓越した技術により木版画にすることで、後世に残る「ホンモノ」の美術品に仕立てることができました。 「国際浮世絵学会」による鑑定。
- 浮世絵木版画は全て職人による手仕事です。
とくに用いられる和紙は手漉きのため一枚一枚状態が異なります。そのため、刷り上がった版画は浮世絵を美術品と定める「国際浮世絵学会」の目利きによる厳正な鑑定をいただきました。それは、風合いや摺りにより生まれる表情のイキの良否を見極める重要な作業です。
この鑑定により見極められた一枚一枚は、浮世絵木版画の特徴である職人の手仕事ならではの価値を認められた商品です。それは「一点もの感」という特別な価値です。
このように浮世絵木版画『宇宙海賊 孤舞邏』は、素人目には判断できない価値についてしっかりと鑑定いただいた、納得してご購入いただける商品となっています。 過去から現在、そして未来へ。
- 私たちがお届けするのは「世代を超えて価値を見出だせる」特別な逸品です。
- 浮世絵には「鳥羽絵」という江戸中期から明治に流行った様式があります。
それは、シンプルな表現でユーモラスな笑いを誘ったり風刺をしたりする「戯画」であり、そのセンスでは歌川国芳や広重が有名な浮世絵師です。そして、それは当時の漫画でもありました。
また、江戸時代は彫師や摺師による印刷文化が発達し、多くの出版物が作られた時代でもあります。そのなかで浮世絵は大衆娯楽として庶民に親しまれ、絵師たちは独自の技法を用いて様々な作品を生み出しました。
このように歴史を紐解くと、現代日本の象徴的文化といえる「マンガ」の成り立ちは、伝統的文化である「浮世絵」と密接な関わりを持っていることが分かります。
そのような観点から漫画『COBRA』を原作そのままではなく、絵作りからこだわり『浮世絵版コブラ』として世の中に送り出すことには、想像以上に大きな意義があるのかもしれません。
私たちは、この“浪漫”溢れる特別な商品を皆さまにお届けできることを感謝し、
それが世代を超えて歴史の一部となることを夢見ています。
❖ 絵師|石川真澄 Masumi Ishikawa
❖ 監修|寺沢武一 Buichi Terasawa
❖ プロデュース|中 祥人 Masato Naka
❖ コブラ(COBRA THE SPACE PIRATE)
- 左腕にサイコガンを持つ一匹狼の宇宙海賊・コブラの活躍を描くスペースオペラ。
1978年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、掲載誌を変えながら連載を続ける寺沢武一氏の代表作。映画化、TVアニメ化、OVA化されるなど人気を博す。単行本も版を変えて再発売されるほどのロングセラーとなっており、現在でも国内はもとより海外を含め多くの根強いファンを魅了し続けている。 - © BUICHI TERASAWA/A-GIRL RIGHTS All Rights Reserved.