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お猪口完売御礼と今後について
- 2024年8月15日発売の「宙COCORO 星座 お猪口」は即日に完売しました。お買い求めいただきまして誠にありがとうございました。
ここで重大なお知らせがあります。これまで毎月15日に「宙COCORO 星座 お猪口」を発売してきましたが、作家の佐藤裕美さんのご都合により、今後は不定期発売となりました。皆さまのご期待に添えず、大変申し訳ありません。次回の発売時期が決まりましたら、当ページにて改めてお知らせいたします。 -
タンブラー完売御礼
- 2024年7月1日発売の「宙COCORO 星座 タンブラー」は即日に完売しました。お買い求めいただきまして誠にありがとうございました。
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7月1日にいよいよタンブラーを発売!
- もうすぐ七夕ですね。七夕の夜、天の川を探して夜空を見上げるとともに、器の中の小宇宙も眺めていただきたいと思い、数年来、作家の佐藤裕美さんが温めてきた「宙COCORO 星座 タンブラー」をついに、2024年7月1日18:00に発売します!
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- このタンブラーはお猪口と同じ手法で作られたステンレス製の素地で、見込みには光の干渉現象を起こす酸化発色が施されています。そのため見込みを覗くと、キラキラと光り輝くのを目にすると同時に、光の当たり具合や覗き込む角度によって緑色にも青色にも、紫色にも赤色にも、まるでオーロラのように色が有機的に変化するのが見て取れます。
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- 容量は擦り切りで200mlあるため、さまざまなお酒や飲料にお使いいただけますが、透明に近い液体である方が、銀河の星をよりお楽しみいただけるでしょう。日本酒や焼酎、白ワイン、ウォッカ、炭酸水、水などがおすすめ。中でも微炭酸の飲料を注ぐと、小さな泡がまるで流れ星のように見えますよ。お猪口よりも見込みが広く深いので、液体を注いだ際には表面張力によって丸くふくらむレンズ効果がより発揮されます。美しく壮大な銀河をたっぷりとご堪能ください。
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- 12星座(おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座)各1個ずつの限定発売となります。発売日の翌日までにご購入いただいた方へは速やかに発送準備に取り掛かり、七夕までにお届けします。
※新潟県から発送して宅配便のお届けに3日以上かかる離島地域にお住まいの方へは、七夕までのお届けをお約束できないことをご承知置きください。
※発売日の当日、アイテム一覧に各星座の購入画面が表れましたら、ご購入が可能となります。おひつじ座から順次、12画面をアップしていきますので、全て現れるまで、お手数ですが、再読み込みを押して表示をお願いいたします。
※今回はアンケート画面で星座をお選びいただく方式ではございません。「宙COCORO 星座 タンブラー おひつじ座」とご希望の星座が記された商品を選んでご購入ください。 - 2024年5月15日発売の「宙COCORO 星座 お猪口」は即日に完売しました。お買い求めいただきまして誠にありがとうございました。
そして次回はいよいよ、作家の佐藤裕美さんが以前から温めてきました「宙COCORO 星座 タンブラー」を7月初旬に発売いたします。12星座各1個ずつの限定発売となりますので、この機会をどうぞお見逃しなく!発売日が確定しましたら、随時、お知らせいたします。
それに伴い、6月15日の「宙COCORO 星座 お猪口」発売はいったん休止させていただきます。楽しみにしている皆さまには大変申し訳ありませんが、ご理解いただけると幸いです。7月15日以降の発売予定につきましては、現在未定です。いずれも詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたします。 -
重要なお知らせ
- この度、「宙COCORO 星座 お猪口」について重要なお知らせがあります。
仕入れ素地代、絵付材料代、梱包代などが以前から値上がりし、1個あたりに占めるコストの割合が非常に大きくなっておりました。皆さまには大変心苦しいのですが、2024年3月15日より価格を19,800円に値上げさせていただきます。ご理解のほどを何卒よろしくお願いいたします。
さらに、ひと月に発売する個数を20個から10個へと変更させていただきます。佐藤裕美さんがひとりで丹念に製作している作品のため、一度に大量生産できないという事情があります。今後も発売を継続させていくために、どうぞご理解いただけると幸いです。
ご提供予定時期は、従来どおり、1カ月以内としております。 -
小宇宙の抽象表現に異彩・超絶の技
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- 曜変天目茶碗など、見込みを覗き込み、そこに広がる小宇宙を眺めて楽しむ器にはロマンがあります。それは実際に手にした者にしか味わえない楽しみでしょう。蒔絵の伝統工芸士、佐藤裕美さんが手がける酒杯ブランド「宙COCORO」も、まさにそんな器。伝統的な蒔絵で主に描かれてきたのは植物や吉祥文様などの具象画です。佐藤さんはレクサス主催のプロジェクト「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018」で新潟県の「匠」に選ばれた機会を生かし、具象画から離れ、抽象画の世界へ飛び出しました。テーマにしたのは小宇宙。お猪口の見込みに、美しく壮大な銀河を繊細に表現したのです。まさに異彩・超絶の蒔絵の技と言えます。
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星の位置を正確に表した12星座
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- 今回、ご紹介するのは「宙COCORO」の中でも12星座シリーズのお猪口。12の誕生星座(おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座)を小宇宙の中に丹念に描きました。佐藤さんは図鑑や専門サイトなどで星の位置や大きさを徹底的に調べ、本物の星座を忠実に再現したと言います。「小宇宙を抽象的に描いているうちに、星への興味が湧いてきて、本物の星を落とし込んでみたいと思うようになった」と佐藤さん。一見、抽象画のようですが、よく目を凝らして、金色に輝く星を追って見てみると、星座を成しているのが分かります。
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お酒を注ぐと、銀河がより鮮明に輝く
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- 「宙COCORO」は、お酒を注いだ時にまた違う表情を見せるのが特徴です。液体は表面張力が働いて丸くなると、レンズ効果を発揮することが知られています。このお猪口にお酒を注ぐと、底面が見込みの曲面に沿って湾曲すると同時に、水面も表面張力によって丸くふくらむため、レンズ効果を一層発揮します。つまり小宇宙がより深みを帯び、1つひとつの星がふわりと浮かび上がって見えるのです。お酒好きには特にうれしい“もっきり”に注ぐと、美しく壮大な銀河をさらに堪能できます。
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筆を置き、爪楊枝やスポンジを活用!?
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- この銀河と星座はどのように描かれているのでしょうか。それは蒔絵の伝統技法からは想像もつかない方法です。佐藤さんが手にするのは筆ではなく、なんと爪楊枝やスポンジなど。爪楊枝の先端を自ら紙やすりで削り、理想の細さを追求します。何色もの色漆をパレットに取り、油で溶いて色を混ぜ合わせながら、爪楊枝で少しずつ器に点描したり、スポンジで叩いたり。このように色ごとに絵付しては、天火で熱して焼付することを繰り返します。1個の器につき6〜9回も焼付するとか。当初、この焼付に最適な温度と時間を探るのに、試作をずいぶん繰り返したと言います。
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金属加工産地である新潟の強み
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- 新潟県は金属加工が盛んな地域です。この土地柄から、15年前より佐藤さんは父とともに、金属に漆を焼付する技法を試行錯誤しながら研究してきました。「宙COCORO」誕生の直接的なきっかけは、新潟県長岡市のササゲ工業が製造する酒杯との出合いでした。この酒杯はステンレス製で、表面の酸化皮膜の厚みを変化させて、光の干渉現象を起こし発色させる、酸化発色が施されています。これは塗装や染色とは異なるため色が剥げず、耐食性が高い点が特徴。また中を空洞にして作られているため、ステンレス製なのに軽く、注いだお酒の温度をある程度保つ利点があります。
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伝統技術を受け継ぎながら進化する
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- 佐藤さんは約190年続く林佛壇店を営む家に生まれました。父は新潟・白根仏壇漆塗箔押部門の伝統工芸士、母は同蒔絵部門の伝統工芸士で、「技術を継いでほしい」と願う両親から漆塗と蒔絵の指導を受け、佐藤さんも同蒔絵部門の伝統工芸士の資格を取得しました。現在、他の仏具メーカーから仏具やおりんなどに蒔絵を施す仕事を請けながら、自身の作品作りとして「宙COCORO」の製作に勤しんでいます。伝統工芸士として伝統技法を受け継ぎながら、独自の表現手法にも果敢に挑戦することで、異彩・超絶の蒔絵の世界を築いたのです。
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毎月15日に好評発売中
- 2020年4月に「宙COCORO 星座 お猪口」をクラウドファンディングで発売したところ、おかげさまで大好評をいただきました。そこで毎月15日に「宙COCORO 星座 お猪口」を20個ずつ発売することにいたしました。蒔絵の伝統工芸士で作家の佐藤裕美さんが1人で丹念に製作している作品ですので、一度に大量生産できないことをご理解ください。もしその月にご購入が叶わないとしても、翌月以降にご購入の機会はあります。どうぞ気長にご購入の機会をお待ちいただけると幸いです。
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意と匠研究所がサポート
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- 意と匠研究所は、これまでも、これからも挑戦を続ける佐藤さんを応援していきます。ここでご紹介する商品の売り上げの30%をいただき、佐藤さんの活動や製品について取材や原稿執筆、写真撮影、編集などを丁寧に行い、また今後の新規開発に対してもアドバイスを適宜行っていきます。
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