- クラウドファンディングサイト「Makuake」で、目標額の487%の大ヒットを達成した「本漆革を使った3wayビジネスバッグ」。
漆を塗った革と言って思いつくのは、鹿革に漆を塗った印伝(いんでん)だと思います。しかし今回紹介させていただくプロジェクトは牛革に漆を塗った本漆革を使ったものになります。
あまり知られていませんが本漆革の歴史は古く甲冑などの装飾に使われ、現代では剣道防具の一部に使われています。
このプロジェクトを通して伝統的な本漆革、まさにクールジャパン(Cool Japan)を再認識してください。
- 創業68年の株式会社櫻井の熟練の職人と、日本有数皮革産地【姫路】の革職人がタッグを組んで作ったバッグや小物、合わせて4点をクラウドファンディングで販売させていただきます。
★ビジネスシーンにもピッタリ
★ショルダー紐付きなので両手がふさがっているときなどは大変便利!
★キャリーバッグにセットできる作りになっています!
- キャリーバッグにセットして使わないときは違ったデザインのバッグとしてお持ちいただけます。
★底鋲付きなので、地面においても汚れにくい
- 普通は底鋲は4つだけなのですが、重いものを入れたとき底の真ん中が凹み革に傷が付く恐れがあるので底の中心にも鋲を追加。さらに重たいものを入れても大丈夫なように底板も追加しました。
★おすすめポイント!
◆ポケットが10個もあるからバッグの中が整理しやすい
◆メインファスナーの両側にアオリポケット付き
- A4ファイルが入るポケットを両側に配置。取り出したい書類などメインファスナーを開けなくても出し入れ可能です。
◆スマホなどが入るポケット付き
- バッグをキャスターに付けて持ち運びしているときも、スマホなどが簡単に出し入れできます。
◆パソコンポケットにもひと工夫
- 衝撃を吸収するためクッションを入れています。またバッグの中でパソコンが安定するようにホック付きのベロ革を付けました。(約)縦22×横34×厚み3cmのサイズのノート型パソコンまでは収納可能です。
※衝撃を吸収するクッションもあらゆる衝撃に対応するものではございませんので、十分注意されたうえでご使用ください。 ◆内側マチ部分にペットボトルホルダー付き
◆ポケットの口元はすべて革で巻いています
- 外側の革に見合った内装。高級感が増すのはもちろんですが、物の出し入れがしやすく、生地の端がほつれにくくなります。ポケットに至るまで職人のこだわりが出ています。
★たっぷり収納
これだけの物が入ります。
★サイズについて
◆外側のサイズ
◆中の仕様とサイズ
- 上記以外に中のマチ部分にペットボトルホルダーと前胴中央にポケットがあります。
※記載させていただいた内容は一例ですので、皆様の持ち物でそれぞれのポケットをご活用ください。
◆漆とは
- 漆の木は日本をはじめ、中国、台湾、ベトナムなど、東アジアにしかなく、「漆」や「漆器」全般をjapanと表記されていることがあります。
漆といえば、触れるとかぶれてしまうというイメージがありますが実際は完全に乾いている状態の漆に触れてもかぶれません。
漆を塗る作業はもちろん実は塗った漆を乾かすのも難しく、24度~30度の気温と、75%~85%の湿度を必要とし、漆を乾かすために室(ムロ)と呼ばれる人工的に作った密閉された大きな空間の中に湿らした布などを吊るし、保湿しながら乾かします。
湿度が高いと乾きにくいように思われますが、漆は乾いて固まった状態になるのに水分を必要とします。水分が蒸発するときに、漆の主成分であるウルシオールが化学反応を起こして酸化し、ウルシオール同士が結びつき、固体となります。固まった漆が非常に丈夫なのは、そのためです。
- 漆塗りにもいくつかの技法がありますが、漆を何度も摺り込んでは布で綺麗に拭き取る作業を繰り返す、「拭き漆(ふきうるし)」とも呼ばれているものが一般的です。
- この工程を何度か繰り返すと、最終的にきれいな艶が出てきます。
◆印伝と本漆革の違い
印伝とは
- 国内では『甲州印伝』とよばれるものが有名で400年以上の歴史をもつ伝統的な革製品です。この印伝は鹿革に漆で柄を付けたものになります。しかし最近では鹿革の入手が難しくなり中国南部、台湾に分布する「キョン」がよく使われています。
漆付けの作業は温度と湿度を管理された空間で行われます。鹿革に模様が彫られた型紙をのせ、その上から漆をヘラで何度も重ね塗りを行います。(Tシャツにプリントを施すシルクスクリーン印刷をイメージしていただければわかりやすいと思います。)
- 型紙から剥がせば漆による模様が描かれます。
- ただこの印伝の場合、鹿革のサイズと模様をプリントする際の型紙のサイズの制限があるので、印鑑ケースや財布と言った小物や小型バッグなどによく使われます。
本漆革とは
- 鞣(なめ)しをした成牛の革(サイズが大きいので背中から半分に裁断された状態(約)縦1m×横2m)に本漆を塗った革を指します。漆を塗っては拭き取る作業を繰り返すため、革の強度が増し、何年経っても劣化しにくくなります。また印伝と違い牛革そのものに漆を塗るため、この革を使ってボストンバッグと言った大きなバッグを作ることもできます。
★漆を塗る前の状態
★少しずつ漆を付けて塗りこむ作業(漆でかぶれないように年中手袋を付けての作業)
★塗りこんだ漆を拭き取るタンポ
★漆を乾燥させる室(ムロ)
- 塗ってはタンポで拭き取り室(ムロ)に入れ乾燥させ、また塗ってはタンポで拭き取り室(ムロ)に入れ乾燥させるといった気の遠くなる作業を4、5回くり返すことでようやくでき上がります。このように手間暇がかかるため、本漆革ができ上がるまでに数ヶ月掛かります。
★仕上がった本漆革
- 職人さんが額から汗を流し、気の遠くなる作業を繰り返します。仕上がった本漆革は塗り重ねた漆がきらきら光ることから社内では『革のブラックダイヤ』と呼んでいます。
★小物のご紹介
【本漆革を使った名刺入れ】
- マチ付きで手前についた2つのポケットは管理に便利。
※サイズ:(約)縦7cm×横11cm×厚み1.5cm
※内容:マチ付きカードポケット×1 カードポケット×3
【本漆革を使ったカードが入るコインケース】
- ポケットにすっぽりと収まる掌サイズでコインが取り出しやすいBOX型。外側に2枚、内側にも1枚カードが入ります。
※サイズ:(約)縦10cm×横6.5cm×厚み1.5cm
※内容:小銭入れ×1 カードポケット×3
【本漆革を使ったラウンド型財布】
- アコーディオンのようにガバッと広がるので、どこに何があるかを瞬時に把握でき、出し入れがスムーズ。 たっぷり収納しても外観はスマートに見えるつくりに。また外側のファスナーの引手が大きいので開閉も大変しやすいです。
※サイズ:(約)縦10cm×横19cm×厚み2cm
※内容:カードポケット×12 小銭入れファスナー×1 お札入れ×2 フリーポケット×3
本漆革を使い、日本の熟練の職人が作ったクラウドファンディング限定特別割引価格で是非お買い求めください。◆リターンのお届けスケジュール
- ① H30.11/15~H31.1/ クラウドファンディング実施
↓
② H31.1/上旬~2/下旬 生産期間
↓
③ 3/上旬から商品を順次お届けいたします。
◆作業風景(職人さんたちの手作業の様子)
革の漉(す)き作業(縫製の際、革が重なり合う部分などを薄くする作業です)
持ち手縫製前
決まった場所にポケットを貼り付ける作業
ミシン掛け
- 日本の職人の技術は世界的に見て非常に優れています。それに若いデザイナーのアイディアで、【made in Japan】らしい高品質、かつ今までにないような商品を皆様に提供します。このプロジェクトを通してクールジャパン(Cool Japan)を再認識してください。
- Q. 商品の取り扱い方法は?
A. 以下のことにご注意ください。
● 湿気やカビが付きやすいところでの保管はお避けください。
●ぬれたときは、柔らかい布で軽く押すようにして素早く水分を取り去り、通気性のよい状態で保管してください。
●革のアフターケアは特にクリームなどを付けなくても、柔らかい布で乾拭きする程度で十分美しい状態を保てます。
Q.直射日光の熱や雨にぬれた場合漆が溶け出すことはありませんか?
A.このバッグに使われている漆は神社仏閣の内外の装飾で塗られている漆と同じですので直射日光や水などで溶け出すことはありません。
Q.バッグに使われている本漆革以外の牛革はどのような革ですか?
A.バッグに使われている本漆革以外の牛革は、撥水加工した加工を使用しております。ただ雨水が付いた状態で長時間放置するとシミになる可能性があるので、素早く拭きとってもらったほうが長くご使用いただけるかと思います。
- 最後までご覧いただきました皆様、ありがとうございました。
弊社が商品作りにおいて大切にしていることは、ご購入いただいた方にいかに満足いただけるかという点です。しかしながら新商品を発表するときはいつも不安で、会議に会議を重ね納得のいくものを作ってもいろいろなご意見を頂戴いたします。ですから商品販売後もお客様の声に常に耳を傾け、改良点などがあれば次の商品開発に活かしております。今回の商品も決して完成したものではなく、バージョンアップ品が出るかもしれませんがその点はクラウドファンディングの特性をご理解いただいたうえでご支援いただければ嬉しく思います。
これからも現状に甘んじることなく頑張りますのでご支援よろしくお願いいたします。