-
プロタスクランプについて
- 2004年から15年以上継続販売しているブラックとシルバーの2色と、さらにこのサイトでの発売記念としてウェザリング(鉄さび)色も追加し合計3色になります。
LED光源が各々白色と電球色の2種類がありますので、本体の色3色×LED2種類 = 合計6アイテムになります。通常販売のブラックとシルバーは28,700円、本クラウドファンディング発売記念の鉄さび色49,700円です。
-
通常販売商品
- 左が本体色シルバーの電球色(色温度3000K)、右は本体色ブラックの白色(色温度4500K)です。それぞれ逆の組み合わせの、本体シルバーの白色・本体ブラックの電球色もあります。LED素子のベアチップ(光る所)製造は豊田合成、LED素子全体の組み立ては台湾のラストラスで共に信頼度の高いメーカーです。
-
-
本クラウドファンディング限定品
- こちらの商品の仕上げはよくある鉄さび風の塗装ではなく、独自開発の本物の鉄をコーティング後に発錆、防汚処理を施してあるリアル鉄さびコーティングです。実際の鉄なので摩耗にも強く、触っても汚れません。
下処理から仕上げまで10以上の工程が必要なので納期には時間がかかります。本体の色は鉄さび色のみで、光源は2種類(電球色、白色)からお選びいただけます。 -
-
機能とデザイン
- 開発にあたり、まず機能を考えてその機能に最小限のカバーを取り付けることにしました。その結果全体的にミニマルデザインのスタイリッシュな製品に仕上がりました。また流行にとらわれないクラッシックモダンなイメージを意識しながらデザインしました。
-
-
-
使いやすさの理由と各機能の詳細
-
保持機能を持たせた角度調整用コントロールアーム
- この部分はアームの角度や傘の左右の振れ角を可変させる為のものです。
拡大図をご覧ください。構造は先端部1mmのピンがスプリングを介して、傘の根元の回転部分に適度な圧力を加えます。その結果適度な摩擦が生じて傘の振れ角度の位置決めが安定し、振動やちょっと触れたなどで勝手に動くことがありません。
また指に触れるギザギザの部分も単純な凹凸ではなく、上から下への指掛かりを増す様に方向性を持たせてあります。軽く触れただけで滑らずに快適に操作できます。
-
-
-
自社製造のスラストボールベアリング入り関節
- 関節部分に要求される機能は、一度決めた角度・ポーズをその状態のまま維持する事ですが、これをスラストボールベアリング、サラバネ、摩擦板などの部品により可能にしています。
関節は傘に近い第1関節から根元の第4関節まで全て重量負荷が変わるので、サラバネの使用枚数を変えることで対処しています。最終的にネジ部分の微調整により、コントロールアームのみで自在にポーズを変える事ができます。 -
-
-
スイッチ
- スイッチは長く使う事を前提に、トラブルのない国産ロータリータイプのプッシュタイプを採用しました。
このタイプはオンオフ操作時に特有の反発があり、安っぽい操作性になります。そこでスイッチボタンをステンレス無垢の重い材質にして改善してあります。 -
-
ベース
- ベースの裏面の写真をご覧ください。
スイッチ、アームが回転するピボット、電源コネクタ用の空間以外全て鉄で埋まっていますので、単体重量が1.7Kgあります。この重量により、傘の位置がどこにあっても常に安定しています。なおベース側面の溝は指掛かりの為のものです。 -
-
色々な形態を表している動画
-
-
製造現場その他のご紹介
-
左は社屋の写真、右は展示会での写真。
- 社屋の写真は20年以上前に建てた当時のものです。展示会の写真はビッグサイトで展示したときのものです。この大きな2本アームのクランプ型デスクライトのアームは通常のアルミパイプでは長すぎてしなってしまうので、カーボンパイプを使っています。これも現行商品ですので、機会があればこちらのサイトでも販売したいと思います。
-
-
シチズン製NC自動旋盤、高圧試験機
- 写真左:バー材(長細い素材)に切削油をかけながら自動旋盤で削っているところです。
写真右:高圧試験機を知り合いの会社に持ち込み、ACアダプタの電気安全法向け絶縁耐圧、抵抗試験を行っているところです。 -
-
部品作りを一緒にしてくださっている会社
- 都筑区の橋本製作所さんの工場の写真です。目黒区駒沢公園近くで創業、今年で60年目に入るセンスの良い精密機械加工屋さんです。土曜日も仕事をしている(社長だけ)忙しい会社です。プロタスクライトなどの細かい部品を一緒に作ってくださっています。
-
-
このライトの開発当時の事
-
開発の経緯
- 自分の仕事に向くライトを手作りで作っているうちに製品化を思い立ちました。切削工具の研磨のチェックや図面の作成、ガイドブックの読書などの用途です。
プロの職人やエンジニア向けライトの意味で、プロタスクランプと言う商品名にしました。実際ユーザーの方々は時計修理、鎌倉彫の先生、博物館での美術品修復スタッフ、ネイリスト等々繊細な仕事をする方々も多いようです。
-
当時の試作品
- 左上よりステンレスを板金加工したシェード、天然ヒョウタンをカットしたシェード、ステンレス無垢のベースです。下段はグラスファイバー製シェードとその石膏型。上段中央のヒョウタンシェードのライトは展示会で展示したところ、10万円で買うという人も現れました。
-
-
諸元表他
-
-
長くご使用頂く為に
-
関節ネジの調整
- 関節ネジの調整は出荷時に行っていますが、頻繁にアームの角度を変えるなど、ご使用条件により初期馴染み(アルミの摩擦板の馴染み)時に多少緩んで調整が必要な場合があります。
その時は500円硬貨をねじ回し替わりとしてお使いいただけます。この時極端に強く締めすぎますと、アーム角度変更時にプラスチック製の関節部品に負荷が掛かり、クラックが生じる場合があります。初期馴染み後は調整不要です。
-
アダプタの保管
- 長期にわたりご使用にならない場合は、アダプタをコンセントから引き抜き、アームをたたんでからしまってください。
ACアダプタは非点灯時でも極微量な電流が流れています。