-
目指したのは、スタイリッシュで使い勝手のいい名刺入れ
- 名刺交換は相手の第一印象が決まってしまう大事な場面ですよね。だからこそスーツ同様に、スタイリッシュな見た目で高級感のある名刺入れを使いたいものです。
そこで「enrio」は、「見た目のスタイリッシュさ・高級感」と「取り出しやすく、大容量な使い勝手」を叶える名刺入れを考えました。
-
-
特長
- ① 見た目と使い勝手の充実。見た目はスタイリッシュで高級感があり、使い勝手は取り出しやすくて大容量
② コードバン製品で有名な、レーデルオガワさんとの共同開発!国内生産にこだわり、熟練の職人たちが制作
③ 素材は貴重な馬革の『コードバン』を使用、染めにも天然にこだわり『草木染』
-
名刺が取り出しやすく、最大40枚程度入る大容量
-
-
- 希少性と質の高さにより、動物皮革の中では特に高級品であるコードバンを使用し、革をできる限りうすく漉いて薄造りのコードバン名刺入れとして仕上げました。
一般的には、コードバン製品は比較的ふっくらとした厚いものが多いですが、本製品は薄い見た目なのに名刺が取り出しやすく、尚且つ大容量な名刺入れを実現させました。
「名刺を取り出す際にマチに引っかかる」、「中に入れていた名刺がマチに当たっていて折れている」そんな悩みを解決すべく、ゆとりのある設計にし、スムーズに取り出しができるようにしました。
また、スーツの内ポケットに入れてもかさばらない。中は名刺が40枚程度まで入れることのできる容量を確保しております。
-
コードバンとは
-
- 馬の臀部(お尻)から採取できる皮のことを言い、コードバンが採れる馬は特殊な食肉用として飼われている農耕馬のお尻からだけで、普通の馬のお尻から採れるわけではありません。
現在は、農耕用の馬というのは生産されておらず、食肉用としてごく少数生産されている馬から採られています。下記の図の右下がコードバンを採れるSHELLS(シェル)という部分を示すものです。お尻の皮は全体の2割しかなく、その中でもコードバンを採れる箇所はごくわずかです。
コードバンを採取できる農耕馬自体の頭数が少なく、さらに1頭からごくわずかしか採取できない点から素材自体がとても希少なものです。
-
コードバンの制作工程
- コードバンの表面となるコードバン層と呼ばれる層は、最初から表に出ているのではなく革のなかに隠れています。お尻の皮の表面と裏面の中間にある、わずか1mmの層だけがコードバン層になります。
それを削り出して表に出さなければならず、機械を足で操作しながらペーパーがけを行い、コードバン層を露出させていきます。下記写真が表に出すために削り出す機械です。
-
-
- 次に「グレージング」と呼ばれる艶出し加工を、仕上げに行う機械を使用し、先端についた瑪瑙(めのう。硬質な石)で摩擦し、その摩擦熱でコードバンを焼くように磨いていきます。
コードバン層を削り出した時点だと、繊維は剥き出しで縦に林立しています。そのコードバンの繊維を、瑪瑙(めのう)で横に寝かしつけます。
-
- 瑪瑙(めのう)のついた機械は、足元のペダルで強さを調整します。1枚1枚違う顔をしており、職人がそれぞれに合った強さで加工をしていきます。何人もの職人の手を経てここまで綺麗なコードバンとして仕上がります。
-
弊社とレーデルオガワの共同開発で生まれた「草木染めのコードバン」
-
- コードバン好きな人ならだれもが知っている、レーデルオガワさんと弊社の共同開発で『草木染めのコードバン名刺入れ』は誕生しました。
草木染めは、Tシャツやハンカチなど生地を染めたものは一般的にありますが、コードバンを草木染めしたものは、ほとんどみられません。
-
- 草木染めは濃く染めることが難しく、染めるのに時間と手間がとてもかかります。合成染色に比べて品質が一定しないという欠点がございますが、1枚1枚が違う仕上がりになるので同じ色にはならず、それぞれが1点物となります。
また、素材も天然なので、手間暇かけた手作りだからこその魅力となります。昨今問題視される環境汚染問題にも配慮された天然染料を使用した革でもあります。
-
【 リターン品1 】草木染め名刺入れ3種類
- 草木染めは自然の植物から色素成分を抽出して染色する製法です。そのため化学染料と違い一定の色を出すことはできません。しかし天然染料でしか出せない魅力があり、1点1点が違った色合いでオンリーワンな持ち物となります。
今回は3色の天然染料を用いてコードバンを染め上げました。
-
1.ログウッド(茶色)
-
- 世界各地の黒染め文化に多大な影響を与えた植物で、お守りの木、光を持ってくる木として人々に愛されてきました。
古くは人間界、神界、霊界の3つの界に通じるとされ、法衣の染めに使用されてきました。邪気を払うと伝えられてもいます。
-
2.蘇芳(スオウ)(赤色)
-
- マメ科スオウの樹皮や心材などを染料として染め、暗い紫みの赤色です。古代より赤色の染料として利用されてきました。日本へも飛鳥時代に中国から渡来しており、漢方でも収斂剤や止瀉薬として用いられてきました。
-
3.クチナシ(黄色)
-
- 花言葉は「私は幸福」「優雅」「洗練」などで、この花の香しさは「汚れない真の乙女」と呼ばれ、香水にも使用されています。また、昔から赤ちゃんの産着の染料としても用いられてきました。
-
【 リターン品2 】名刺入れ + カードケース (3,000円相当)
-
- 使い勝手のいいカードケースのセットもご用意
名刺サイズのカードなら5枚程度入ります。
厚さが2mmのカードケースなので、名刺入れや財布、スマホケースにも入れてもかさばりません。
プライベートでビジネスチャンスがふと訪れる時がございますよね。そんな時このカードケースに名刺を入れておき、財布に忍ばせておけばいいのです。
そのまま財布やスマホケースに名刺を入れておくと折れ曲がってしまいますが、このカードケースに入れておけばその心配はございません。
どんな時でも名刺をお渡しできるようになります。
こちらのカードケースをお付けするリターンをご用意いたしました。
-
国内製造にこだわる
-
-
- 私たち【enrio】の強みは国内の職人たちによる匠の業です。
私たちの製品は企画、デザイン・革の鞣し・染色・裁断・漉き・箔押し・縫製・アフターサービスとすべての工程を国内で行っております。
全ての工程が信頼できるからこそ、安心安全な製品をお届けでき、いつまでもお使いいただけます。それがMADE IN JAPANにこだわる理由です。
現在、袋物業界の多くは海外での生産が増えております。国内の職人は高齢化し、跡継ぎがなかなか育っていないのが現状です。このまま日本の優秀な技術が衰退していくのは悲しいですし、もったいない!と感じています。
日本の技術力を発信していきたい・守りたい・賛同いただける方は、是非ご支援よろしくお願いいたします!!
-
エイジングについて
- 「enrio」の名刺入れに使用している草木染めコードバンは最初マットな仕上がりです。
そこから使用していくと人の手の油分と元々あるコードバンの中の油が混じってオイルコーティングされ、少しずつ変化していきます。
コードバンは新品の時は未完成でお客様が使用することによって成長していく革です。
傷がつきやすいという弱点もありますが、それも味わいとなって使い手のかたに馴染むような製品となっていきます。
-
《製品仕様》
- 【名刺入れ】
● 外装素材:馬革(コードバン)
● 内装素材:牛革
● サイズ(約):縦75mm × 横110mm × 厚み15mm
● 重量(約):35g
● 収納枚数:約40枚
● 生産国:日本
【カードケース】
● 外装素材:牛革
● 内装素材:生地
● サイズ(約):縦60mm × 横96mm × 厚み2mm
● 重量(約):5g
● 収納枚数:約5枚
● 生産国:日本 -
《お取り扱いの注意/FAQ》
- ・天然皮革製品は水分に弱く、シミ、水ぶくれの原因となります。
また多少の色落ち、色やけがありますので、ご注意ください。
・水に濡れた場合は、素早く柔らかい布で軽く叩くように水気を取り、陰干ししてください。
・軽い汚れは乾いた柔らかい布で乾拭きしてください。
お手入れは専用クリーナー、クリームを使用してください。
・汚れて高温多湿の状態で保管しますとカビの原因となります。
通気性の良い布などに包み、風通しのよい場所に保管してください。
・革は熱に弱く、繊維のように高温で染めることが出来ません。
そのため多少の色落ちを防ぐ方法はありませんのでご了承ください。